「反則指示」厳しく批判 重大事故の恐れ 亀田父子処分2007年10月16日01時56分 「亀田一家」に対するボクシング界の処分が15日、出された。日本ボクシングコミッション(JBC)の倫理委員会に先立ち行われたボクシングジムの経営者で組織する東日本ボクシング協会の理事会でも、厳しい意見が続出。JBCへの強い処分要望や、協会独自の処分も示された。 今回の世界戦は、ボクシング人気を左右しかねない不祥事だった。各理事ともトラブル再発防止に向けて真剣な議論をした。理事会後の会見で、東日本ボクシング協会の大橋会長、日本プロボクシング協会の原田会長、北沢事務局長の3人が会議の内容説明をした。 理事会で問題になったのは、あくまでも試合中の大毅の反則行為と史郎トレーナーらセコンド陣の反則を促すともとれる指示を出したことだ。試合前からの王者に対する「ゴキブリ」や「負けたら切腹」などといったパフォーマンスではなかった。 特に問題となったのは、12ラウンドで大毅が内藤を抱え上げて投げた反則だ。最終回は体力も消耗し、選手生命を脅かす重大な事故につながりかねない。大橋会長は「テレビで観戦したファンも多く、こうした行為を防げなかった協会にも責任はある」とわびた。 史郎トレーナーは過去にレフェリーや観客への不用意な言動で処分を受けている。理事会ではライセンスの「はく奪」と「無期限の停止」と意見が二分。結局、多数決で決めた無期限停止処分をJBCに要望した。 13日、史郎トレーナーが1人で大橋会長のジムを訪れたという。「亀田家は3カ月間、謹慎する」と謝罪したという。 東日本協会は今後、倫理委員会を設け、ジムの管理や選手の指導などについても検討する。 PR情報スポーツ
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