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特に今はヘタリアにハマっています!!大和撫子な日本受け大好きですvvv
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2007年10月15日01:591921同盟破棄(英日小説)
息をついては窓を見る。そんなことを何度か繰り返してから、きりがないので目を伏せた。

(怒ってらっしゃるでしょうね…)

言い過ぎたかも知れない。いくらなんでも、言葉がきつかったかも知れない。
イギリスとの同盟は必要不可欠だ。けれどもアメリカやフランスまで口を出して来れば、それに反論するだけの社会的地位や強さを日本はまだ持っていない。
甘んじて受け入れるしかあの場を乗り切る術がなかったのだ。
























「同盟を破棄だと!?」
「私の立場がまだまだ危ういのはご存知でしょう?せっかくあちらが持ち掛けて来たのですから、多いに利用してやろうと思いまして」
「そんなの罠に決まってる!」

それも分かっている。
けれどここで列強諸国との戦争になっても、向こうにはアメリカがついている分勝率は低い。

「なんとかなるなんて思っているのか?」
「そんなこと、一度だって思っことはありません」

そんな無責任なこと、考えたことなんてない。
破棄についても、新条約の締結についても、随分悩んだのだ。
どうすれば戦争を起こさずに済む?どうすれば立場を揺るぎないものにできる?どうすれば自分にもイギリスにも悪影響は及ばない?その最善策は?
その結果がこれだ。

「なんとかなるんじゃない」
「日本?」
「なんとかするんです、私のために。そして」

(あなたのために)

人差し指でイギリスを指しかけて、やめた。

「…なんでもありません」
「っなんだよそれ!」

イギリスは乱暴に扉を閉めて、日本の家を出て行った。
























謝罪文を送ろうとしたのだが、言葉が見つからない。
彼との関係を悪化させようとしたわけではないのだ。むしろ彼を守るために採択した。
その為なら嫌われたって構わない。

(…あの人は、知らなくてもいい)

もう一度そう心の中で呟くと、書きかけていた手紙を丸めてごみ箱に捨てた。












『日英同盟、正直邪魔なんだ』

『君が条約に応じないなら、こっちにも考えがある』



『イギリスを潰すのくらい、今の俺なら簡単だからね』












知らなくていい。無駄なことは、余分なことは知らなくていい。もう十分すぎるほどあの人には心配も迷惑もかけた。




だからせめて、あなたの知らない所であなたを守らせて下さい。
















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痛切なぃ日本ちゃんを書きましたvvv英日は日本ちゃん健気で痛いのがすきですvv
人の裏で、大事な人を守ろうとする日本ちゃんが好きな人は、感想くださぃ!!

この記事へのコメント

1. Posted by はる    2007年10月15日 22:20
5 拍手ありがとうございました!
さっそく来ました。
今帰宅したんで遅くなりましたが…

小説切ないです。とても私には書けません!!ギャグしか…
きゅんときました!

英日いいですよね米日いいですよね。
埼玉お住まいなんですか、いいなぁ東京近くで。
英日オンリー東京でありますけど行かれますか?(笑)

これからも応援してます頑張ってください!
私も活動頑張るんでw

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