人手不足が深刻な東京都内の特別養護老人ホームや保育園を運営する31か所の社会福祉法人が、18日から共同で採用活動を始める。
採用された職員はプロ野球のフリーエージェント(FA)制のように、一定年数働くと、他の法人でも働くことができる“権利”が得られる。児童の世話、障害者、高齢者介護など幅広い分野で経験が積めることをアピールし、人材を確保するのが狙いだ。多数の法人が連携して人材交流を行うのは全国初の取り組み。
共同の採用活動に参加するのは、都内で特養ホームや障害者福祉施設、児童養護施設などを運営する31法人。計339人を募集する。東京都社会福祉協議会が支援し、共通の筆記試験(小論文、適性診断)を実施。その合格者について、各施設が面接などを行って、採用を最終的に決定する。
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