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植草被告に実刑判決 「反省全く認められない」東京地裁

2007年10月16日10時51分

 06年9月に電車内で痴漢をしたとして東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた元大学院客員教授で経済評論家の植草一秀被告(46)に対し、東京地裁は16日、懲役4カ月(求刑懲役6カ月)の実刑判決を言い渡した。植草被告は「無実」を主張していたが、神坂尚裁判長は「不合理な弁解をして反省の姿勢が全く認められない」と被告の姿勢を強く非難した。

 植草被告は、06年9月13日夜に京浜急行の品川―蒲田駅間で、女子高校生のスカートの中に手を入れるなどしたとして起訴された。弁護側は「被害者が被告を犯人だと取り違えた」と主張した。

 判決は、被害者や目撃者の証言から被告の犯行と断定。被告が過去に電車内での痴漢行為と、女子高校生のスカートの中をのぞき見ようと手鏡を差し出した行為で2度、罰金刑を受けていることを重視し、「規範意識に相当問題があり再犯のおそれも否定できない」と実刑にした理由を述べた。

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