電車内で痴漢行為をしたとして東京都迷惑防止条例違反に問われた元大学院教授、植草一秀被告(46)に対し、東京地裁(神坂尚裁判長)は16日、懲役4月(求刑・同6月)の実刑判決を言い渡した。
植草被告は昨年9月13日夜、京浜急行の品川-京急蒲田駅間の下り電車内で女子高生の尻を触ったとして起訴された。植草被告は「被害者が振り返る際に真犯人が後ろに下がり、近くにいた自分を犯人と間違えた」と無罪を主張していた。
植草被告は04年にも、JR品川駅で女子高校生のスカートの中を手鏡でのぞこうとした同条例違反で逮捕され、05年に罰金50万円、手鏡没収の判決を受けた(控訴せず有罪確定)。検察側は「再犯の可能性が高い」として実刑判決を求めていた。【銭場裕司】
毎日新聞 2007年10月16日 10時13分 (最終更新時間 10月16日 10時49分)