2007年 10月 15日
総社市・片岡新市長1夜明けて
市の業者選定を巡る疑惑で前の市長が辞職した総社市の出直し市長選挙が14日行われ、即日開票の結果無所属で新人の片岡聡一さんが、初当選を果たしました。開票の結果、片岡さんが前市長の竹内洋二さんに約9000票の大差をつけて、初当選を果たしました。投票率は67.60%で前回を0.50ポイント上回りました。竹内さんは選挙期間中、不正は一切ないと主張してきましたが、不信感は一掃できませんでした。片岡新市長は15日、午前8時半に総社市役所に初登庁しました。玄関前で市役所の職員ら約500人から拍手で出迎えられ、花束が贈られました。このあと、早速、市長の椅子に腰を下ろし、改めて今後の重責をかみしめていました。片岡新市長の任期は4年で、今後、混乱した市政の立て直しに取り組むことになります。

婦女暴行などの疑いで香川大学生を再逮捕
女性を襲って乱暴した罪で起訴された香川大学の学生の男が別の女性にも乱暴し現金を奪った疑いで警察に再逮捕されました。婦女暴行と強盗の疑いで再逮捕されたのは高松市扇町に住む香川大学教育学部4年、山下光男容疑者22歳です。警察の調べによりますと山下容疑者は先月22日午前2時15分ごろ、高松市内の路上で、自転車で帰宅中の28歳の女性会社員の後ろから首をしめて路上に引き倒し手に全治5日のケガを負わせたほか、現金2万円余りが入ったカバンを奪った疑いです。山下容疑者は別の婦女暴行事件で起訴されていて警察が余罪について裏付け捜査を進めていました。取り調べに対し山下容疑者は大筋で容疑を認めていて警察はさらに余罪があるとみて追及する方針です。

健康食品会社に業務停止命令
岡山・香川などで強引に商品を販売したなどとして、経済産業省は15日、大阪の健康食品販売会社に半年間の業務停止を命じました。特定商取引法違反で業務停止命令を受けたのは、大阪市に本社がある健康食品販売会社サンライフテクノケミカルです。四国経済産業局によりますと、この会社は、商品の勧誘を断った人に、しつこく勧誘の電話をかけたり、商品の解約を申し出た人に、解約ができないなどと虚偽の説明をしていました。さらに合理的な根拠がないにもかかわらず、「お腹の痛みが治る、腰の痛みが治る」などと説明し健康食品を売りつけていたという事です。全国の消費生活センターなどには、この会社についての相談が過去3年間に、200件以上も寄せられていました。

真庭市のトラス橋で腐食見つかり調査開始
真庭市の国道にかかる橋に腐食があることが分かり、安全性を確かめる岡山県の調査が15日から始まりました。調査が行われたのは真庭市荒田の国道181号線にかかる重則橋です。今年8月に、岡山県が県内15ヵ所あるトラス橋を安全点検した結果、1973年に造られた重則橋で、鋼材の数ヵ所にサビが見られたため、更に詳しく調査しようと行われたものです。15日は、県の職員など8人が出て、鋼材の根元のコンクリートをはがし、腐食した部分がないかチェックしていました。今年8月にはアメリカ・ミネソタ州で同じタイプのトラス橋が崩落し、多くの犠牲者を出す事故が起きていることもあり、職員たちは、慎重に調査していました。調査は、17日まで行われます。

新見市の奇祭、土下座まつり
秋祭りシーズン真っ只中です。新見市では300年以上続く秋の伝統行事、土下座まつりが15日、行われました。新見市の船川八幡宮に300年以上前から伝わるこの祭りは新見の初代藩主、関備前守長治の大名行列を再現したものです。袴姿に弓や槍などを持った総勢64人の行列は「下に下に」のかけ声とともに新見市中心部の約3キロをゆっくりと練り歩きます。行列が通る間は見物人は立ったり、列を横切ったりすることが禁じられ、座って見守ることから「土下座祭り」と呼ばれています。訪れた人たちは目の前で繰り広げられる時代絵巻をじっくりと楽しんでいました。

備前市でも地デジが楽しめます
OHKなど岡山・香川の放送局6社が15日、備前市に地上デジタル放送の新しい中継局を開局しました。備前市周辺でも、地上デジタル放送が楽しめるようになりました。15日から地上デジタル放送が見られるようになったのは、備前市の中心部や岡山県和気町の一部など、約3600世帯です。岡山・香川では、去年12月に地上デジタル放送が始まっていますが、備前中継局の開局で岡山県内の約74パーセントの世帯をカバーできたことになります。15日は、備前市役所のロビーに相談コーナーが設けられ、専門スタッフが、これまでのテレビでもチューナーを取り付ければ、地デジが楽しめることなどを、市民に説明していました。岡山県内では今年12月に、笠岡・津山・新見にもデジタル中継局が開局する予定です。

香港定期チャーター便実現を
岡山県の石井知事は、岡山空港と中国の香港を結ぶ定期チャーター便を早期に実現したいという考えを明らかにしました。15日の定例会見で石井知事は、今月初めに香港を訪れ、現地の香港エクスプレス航空の総裁に定期路線の開設を要請した事を明らかにしました。これに対し、「週2往復の定期チャーター便を今年12月にもスタートさせたい」と回答があったという事です。岡山県では、旅行代理店などに働きかけて早期の実現を目指したいとしています。また、倉敷チボリ公園の今後の在り方について、倉敷市が、土地を所有するクラボウと公園を運営するチボリジャパンを含めた4者協議を検討すべきとしている事について、まず、岡山県と倉敷市が協議をするのが先だと考えていると述べました。

後楽園で小学生が稲刈り
日本三名園の一つ岡山市の後楽園で子どもたちが稲刈りを体験しました。後楽園の田んぼで稲刈りをしたのは岡山中央小学校の5年生約100人です。今年7月に子供たちが植えたヤシロモチの苗は天候に恵まれてよく育ち、15日は鎌を使って稲刈りに挑戦しました。ほとんどの子どもたちが稲刈りは初めてという事で、慣れない手つきで一生懸命刈り取ってワラで束ねていきました。収穫したお米は小学校に届けられ、餅つきをしてみんなで食べるということです。

岡山市の人形店にテディベアのおひな様
岡山市の人形専門店に世界で人気を集める熊のぬいぐるみ、テディベアのひな人形がお目見えし話題となっています。この人形は「人形のこどもや本店」がドイツにあるテディベアの製作会社と共同開発したものです。着物を美しく見せるため手足を長めにデザインしたということです。最近は自分のためにひな人形を買う人が増え、人形のバリエーションが豊かになっているということです。このおひな様は今月28日まで展示されます。