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150gステーキ換算で年間2,000万食、人工霜降りステーキとは。

Web posted at: 2005/03/05 18:12
Written by コ○助

肉料理の種類は数あれど、やはりシンプルかつ肉の味がよく分かるなどの理由でステーキが好きな人は多いと思うなり。上はン万円から下は1,000円以下とステーキの値段はピン切りではあるなりが、どんなステーキでも急に「あぁ、ステーキ食べたい」という気分になることはあるなりよね。コ○助も例に漏れずステーキは好きなので、そんな高くないステーキを食べることもしばしばなりが、昨日日経流通新聞を読んでいたら気になる記事があったなりよ。ステーキ好きとしては見逃せない内容だったなりね(笑)。

それは「食のチャレンジャー」という連載記事で、今回のテーマはホクビーという会社のチャレンジについて書かれているものだったなり。コ○助は食品や外食業界に詳しいわけでは無いのでホクビーという会社の名前は初めて耳にしたなりが、「人工霜降りステーキ」の最大手だというなりよ。創業は1972年とかれこれ30年以上もこの業界で一線を張っている会社なりが、本来表に出てくる会社では無いので、コ○助同様、初めて聞いたという人も多いかもしれないなりね。

ホクビーの主力製品である人工霜降りステーキとは、その名の通り、人工的に霜降り肉を創り出すという加工肉のこと。具体的には工場のベルトコンベアを流れてくる赤身肉(ホクビーではオーストラリア産の搾乳を終えた乳牛を使用)に牛脂を注入。全体にサシが入ってピンクがかった色になった赤身肉の表面を拭って金属型のにはめ込み、ステーキの形状に整えたものだというなり。また、肉の筋はすべて取り除かれ、その際に出来た裂け目は手作業で結着させることで、見た目にもキレイなステーキ肉ができるというなりよ。見た目もバッチリ、柔らかくて霜降りの肉が出来上がるという、「魔法」がかけられた肉なりね。

こうした人工霜降りステーキは何も珍しいものではなく、現在の生産量は150gステーキ換算で年間2,000万食にも上るというなり。特に米国産牛の輸入禁止措置が取られてからは需要が急増しており、ファミリーレストランやシティホテルからの発注が増加しているのだとか。ホクビーの林茂生社長に言わせると「150gで1,000円くらいのサーロインステーキはほとんどが何らかの加工肉」だというなり。なるほど、コ○助がよく行くあんな店やこんな店の肉もコレの可能性が高いと見て間違いないのかもしれないなりね(笑)。

ちなみに、レストランなどは加工肉であることを店頭表示する義務がないため、あまり表には人工霜降りステーキの名前は出て来ないようなりよ。ホクビーでは今年4月からは焼肉向けの人工霜降り肉の販売も始めるということなので、今後は今まで以上に消費者の口に人工霜降り技術を活かした製品が届けられることになるわけなりか。安さを謳う焼肉店は多いだけに、人工霜降り肉の活躍のフィールドは広そうなりね。

コ○助は加工肉でも別に費用対効果に問題なければそれほど気にもしないなりが、当然「加工肉は嫌だ」という人もいるはず。そういう意味では、店頭表示義務が無いというのは不親切だなぁ、と感じた話題だったなり。皆さんは「人工霜降りステーキ」や「人工霜降り焼肉」は気になるなりか? それとも気にならない?



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食のチャレンジャー(日経流通新聞)
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