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【経済】

米3氏にノーベル経済学賞 90歳、最高齢受賞に

2007年10月15日 23時03分

 【ストックホルム15日共同】スウェーデンの王立科学アカデミーは15日、2007年のノーベル経済学賞を、米ミネソタ大のレオニド・ハーウィックス名誉教授(90)ら米国の3学者に授与すると発表した。同アカデミーによると、ハーウィックス氏は最高齢のノーベル賞受賞者となる。

 授賞理由は「メカニズム・デザイン理論の基礎構築」。経済社会にとって最適な状況につながる市場メカニズムのルールや制度についての基礎的な研究を進めたとしている。

 3氏は政府の規制や経済活動の自由度がどうなれば、社会保障などの国家全体の利益と個人の利益が最も望ましい状況で均衡するのかといった課題に取り組んだ。メカニズム・デザインの研究成果は、公的機関での入札制度やインターネット広告の料金設定などの分野で応用されているという。

 ハーウィックス氏のほかに授与が決まったのは、米プリンストン大のエリック・マスキン教授(56)、シカゴ大のロジャー・マイヤーソン教授(56)。

 

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