2006年02月
2006年02月28日
2006年02月23日
2006年02月21日
2006年02月16日
独り言 3
ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ
2006年02月14日
対話 1
僕は椅子に座った
椅子の左横にTVがあり、前には窓と机がある
晴れた日なら、窓から西日が入ってくるのだが
今日は生憎曇り模様のため西日は入ってこない
僕の部屋には、TVと机の対角線上にデッドスペースがある
小さい箪笥なら少し余るくらいの広さ程度のものだ
机に座って作業する時は、いつも部屋のライトは付けず
机にあるライトのみを使っている
だからそのデッドスペースは、いつもわずかに暗い
何時頃からだろうか
そのデッドスペースに何かしらがいるような気がしたのだが
別段、気にもとめてはいなかった
そして、今日
ドアを開け、何気なく玄関からデッドスペースを見ると
そこには、中世的雰囲気を持つ司祭らしき者がいた
僕は即座にスペインのトルケマダを連想した
目は焼かれた魚のように白く濁っており、
ヒゲは長く白髪であり少し縮れていた
髪も同様であった
僕は気にしないようにビクビクしばがら、椅子に座り
一見ぼんやりと、内心は脅えながらタバコに火をつけた
どれ位経っただろうか、いつしか沈黙に耐えられなくなったのだろう
僕は彼に話しかけることにした
「こんばんわ、今日は雨に降られて大変だったんですよ」
彼は答えない
「ところで、私は救われないのでしょうか」
彼は答えない
「私は罰せられたのでしょうか」
彼は答えない
「世界には外側があるのでしょうか」
彼は答えない
「キリストは死んだんでしょうか」
彼は答えない
僕は困ってしまい、そのまま話しかけるのを止めた
椅子の左横にTVがあり、前には窓と机がある
晴れた日なら、窓から西日が入ってくるのだが
今日は生憎曇り模様のため西日は入ってこない
僕の部屋には、TVと机の対角線上にデッドスペースがある
小さい箪笥なら少し余るくらいの広さ程度のものだ
机に座って作業する時は、いつも部屋のライトは付けず
机にあるライトのみを使っている
だからそのデッドスペースは、いつもわずかに暗い
何時頃からだろうか
そのデッドスペースに何かしらがいるような気がしたのだが
別段、気にもとめてはいなかった
そして、今日
ドアを開け、何気なく玄関からデッドスペースを見ると
そこには、中世的雰囲気を持つ司祭らしき者がいた
僕は即座にスペインのトルケマダを連想した
目は焼かれた魚のように白く濁っており、
ヒゲは長く白髪であり少し縮れていた
髪も同様であった
僕は気にしないようにビクビクしばがら、椅子に座り
一見ぼんやりと、内心は脅えながらタバコに火をつけた
どれ位経っただろうか、いつしか沈黙に耐えられなくなったのだろう
僕は彼に話しかけることにした
「こんばんわ、今日は雨に降られて大変だったんですよ」
彼は答えない
「ところで、私は救われないのでしょうか」
彼は答えない
「私は罰せられたのでしょうか」
彼は答えない
「世界には外側があるのでしょうか」
彼は答えない
「キリストは死んだんでしょうか」
彼は答えない
僕は困ってしまい、そのまま話しかけるのを止めた
2006年02月13日
椅子と赤銅
夕方だった
椅子に座っていたら、突然、揺れた
アッと軽く声を上げ、TVをつけた
しかし、一向に地震速報のテロップは流れず
神妙な顔つきのアナウンサーが世界の出来事を告白していた
世界は揺れてはいなかった、ただ僕の世界のみが揺れていた
窓からの西日が僕を黄金色に輝かせた
タバコに火を付け、煙を吸い込んだ
TVを消すと、換気扇の音しか聞こえない
いつしかタバコはフィルターを焦がし、酸っぱい臭いが部屋に立ち込めた
黄金色に輝いた僕は蹴られた野良犬が発する嬌声のように叫んだ
生活を美しく、生活を美しく!!
世界は着実に進行していた
僕の部屋はいつの間にか闇と他者の生活による光のみがあった
世界は歩みを止めない
生活を美しく、生活を美しく!!
もう僕は黄金色に輝いてはいなかった
換気扇の音が流れ続ける
生活を美しく、生活を美しく!!
黒い姿の僕は、椅子に座っていた
僕の世界は揺れている
生活を美しく、生活を美しく・・・
椅子に座っていたら、突然、揺れた
アッと軽く声を上げ、TVをつけた
しかし、一向に地震速報のテロップは流れず
神妙な顔つきのアナウンサーが世界の出来事を告白していた
世界は揺れてはいなかった、ただ僕の世界のみが揺れていた
窓からの西日が僕を黄金色に輝かせた
タバコに火を付け、煙を吸い込んだ
TVを消すと、換気扇の音しか聞こえない
いつしかタバコはフィルターを焦がし、酸っぱい臭いが部屋に立ち込めた
黄金色に輝いた僕は蹴られた野良犬が発する嬌声のように叫んだ
生活を美しく、生活を美しく!!
世界は着実に進行していた
僕の部屋はいつの間にか闇と他者の生活による光のみがあった
世界は歩みを止めない
生活を美しく、生活を美しく!!
もう僕は黄金色に輝いてはいなかった
換気扇の音が流れ続ける
生活を美しく、生活を美しく!!
黒い姿の僕は、椅子に座っていた
僕の世界は揺れている
生活を美しく、生活を美しく・・・