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亀田後援会が各地で増殖中 カリスマ誕生

 8月2日に世界戦(横浜アリーナ)を控えるWBA世界ライトフライ級2位の亀田興毅(19=協栄)のバックアップ組織が、次々と増えている。生活拠点となる東京・葛飾区に誕生した「亀田兄弟・東京葛飾後援会」は今年6月、亀田や協栄ジム関係者らを招待して発会パーティーを開催。現在の会員数は1000人にのぼる。ファンクラブと違い、入会金はない。今後は後援会のHPを開設し、イベントなどを告知。その参加費以外は会費も必要ない。葛飾区に在住していなくても参加できる。

 世界戦には大型バス5台をチャーターし、会員約500人が横浜アリーナに駆けつけて声援を送る。同後援会の事務局は「亀田選手が地元の盆踊り大会にお菓子の差し入れをしたりと、住民と積極的に交流する姿勢があるんです。それで、みんなに『応援しよう』という連帯感が生まれる」と亀田の魅力を明かした。

 ほかにも亀田に魅了された地域がある。「浪速の弁慶」こと二男大毅がデビュー前の今年1月に家族で訪問した和歌山・田辺市もその1つだ。同市は武蔵坊弁慶の郷里といわれ、大毅が弁慶の衣装に身を包んで家族と同市内を歩くパフォーマンスに、後援会発足の声が上がった。真砂充敏市長らが直々に葛飾後援会を視察。地元有力者らとともに、同市独自の後援会を正式に発足する意向を持っている。

 今年5月に亀田が山ごもり合宿を行った茨城・つくば市でも、8月下旬には「亀田兄弟つくば後援会」が活動を始める。既に1000人の会員が集まる見通しで発足に先駆けて、亀田が世界戦に勝った場合は同後援会事務局から勝利者賞を贈ることも決定。名誉会長の市原健一つくば市長が同市内のわき水で育てる特上米「筑波北条米」1年分を手渡す。

 亀田が大阪で生活していた時は、父史郎氏の1つ上の兄浩之氏が中心となって大阪市内で活動する亀田3兄弟後援会しかなかった。世界戦のタイミングに合わせ、ゆかりの地で後援会が次々と誕生。協栄ジムの金平会長は「いずれは亀田後援会も全国組織になる」と予測する。亀田の行く所に後援会あり-。その現象は今後、もっと増えるに違いない。【藤中栄二】

[2006年7月31日8時18分 紙面から]

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