音声ブラウザ専用。こちらより記事見出しへ移動可能です。クリック。

音声ブラウザ専用。こちらより検索フォームへ移動可能です。クリック。

NIKKEI NET

ノーベル経済学賞、米の3氏が受賞・制度設計の理論築く

 【ロンドン=吉田ありさ】スウェーデン王立科学アカデミーは15日、2007年のノーベル経済学賞を米ミネソタ大学のレオニード・ハーウィッツ名誉教授(90)、米プリンストン高等研究所のエリック・マスキン教授(56)、米シカゴ大学のロジャー・マイヤーソン教授(56)の米国人3人に授与すると発表した。ハーウィッツ氏は最高齢のノーベル賞受賞者。

 授賞理由は「メカニズム・デザイン理論の基礎構築」。政府や企業などの経済制度(取引ルールなど)に関する理論的な基礎を築き、制度が市場にどのような影響を与えるかを研究。最適資源配分のための取引ルールを設計する道筋を開いた功績が評価された。こうした研究成果は、携帯電話の周波数割り当てに関する入札制度などに応用された。

 賞金は1000万スウェーデンクローナ(約1億8000万円)で、3人で等分される。授賞式は12月10日にストックホルムで行われる。(20:50)

関連記事