次に[有限会社ライフアクティベーターの保有連携技術]を図示します。
   (コア技術は中小企業総合事業団から平成15年度「優秀技術賞」を受賞)
この図では、「高付加価値化」が“連携”の目的であることを示しています。

◎ 私のライフワーク<良い「コーディネータ」として>

 社会に出て会社勤め約40年、今や「喜寿」の声が聞こえています。、中小企業診断士の資格を取ってから約30年になります。基本理念としては、「省エネ」「省資源」を旨としています。しかしながら、最近10年強の具体的活動面では、経営問題に関する「コーディネータ(問題解決専門家)」として特に中小企業経営の支援に携わって来ました。いつの間にか「コーディネータ」の仕事が私のライフワークになっていたのです。
 同じやるなら“良い”コーディネーターになろうと思っています。そのための考えの基盤を次に簡単に記します。

 
1.コーディネータの責務
 自分の「コーディネート活動」を常に客観的に評価し、“自分の活動に溺れてはいけない”。「何をコーディネートすれば、コーディネート先の経営成果に役立つか」をいつも念頭に置き、そのための行動を最優先にするよう努力しています。(“良い成果”が得られなければ「コーディネータ」ではない。)

 
2.“良い成果”の根源には三つの“力”があります
  @ 人と情報の「ネットワーク力」
  A 新知識を涵養する「潜在知力」(=潜在的“創造力”と“知識”)
  B 「リーダーシップ力」(=予測予知能力・時流適応能力・カジ取り能力の融合した総合力)
の三つの力を常に磨くことに腐心しなければなりません。

 
3.産学連携を支援する立場から産学連携を考えてみます
    「産学連携」は、基本的には「21世紀型中小企業」(別項あり)のための発想であるべきです。「学問」は社会の発展に貢献するためにあります。
  
1) 「学」とは何だろう
 @ 「学問(真理の探究)」と理解する立場   ○連携に適する(シーズのマッチング先を開拓で)
 A 「教育(高学力者養成)」と理解する立場
                            ×連携より「インターンシップ」(企業現場での実習で)
  
2) どちらの主体から連携を求めるかで目的が異なります
 @<産→学>産学T型: 学が産の技術を学問的に裏付ける(学に成果還元・産への支援が自信付与)
 A<産→学>産学U型: 学のシーズを産への技術移転として工学的に支援する(共同研究的)
 B<学→産>学産型:学内の学問的研究成果を産の場で実証調査する。(研究成果を実証し実習効果で貢献。「インターンシップ」を活用できる。)


 4.私の支援したコーディネートの型
 @ 垂直補完型(上流と下流):
(平成10年〜現在支援中)
  モノ(ハード・ソフト・サービス)づくり→(販売)→市場普及
 A 一芯連携型(コアとハブ):(平成12年〜現在支援中)
  中心技術←→※←→連携技術  相乗効果を上げる。(別項「21世紀型中小企業」記載の考え方を、下の「異業種交流の連携相関図」に象徴的に図示しました。
 B 匠の技型(高度化した技の普遍化):(平成16年〜現在支援中)
  匠(タクミ)の技(ワザ)を後継者に伝える。(技術の伝承)→次世代では技を平準化(普及の容易化)