神戸空港利用者、上期10.8%増──羽田・札幌線の増便効果で2007/10/10配信
神戸市がまとめた神戸空港の2007年度上期(4―9月)の利用状況によると、乗客数は150万700人と前年同期に比べ10.8%増加した。搭乗率も68.2%と同7.8ポイント上昇した。大手航空会社が羽田線や札幌線など需要の大きい幹線を増便した効果が表れた。
乗客数の伸び率が最も大きかったのは札幌線で、24.5%増の33万1000人が利用した。札幌線は、全日本空輸と日本航空がともに今春、1日2往復から3往復に増便した。「便数が増えツアーが組みやすくなった効果で観光客が増えた」(全日空)という。 主力の羽田線も、全日空の増便やスカイマークが使用機材を大型化した効果で乗客数が15.9%増えた。那覇線は、スカイマークが夏季限定便を就航させたことなどで9.8%増加した。 神戸市は「羽田線など人気路線は予約が取りにくくなっており、航空会社に機材の大型化を働き掛けている」(空港事業室)としている。
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