今日のとくまる:ツナ缶
9月5日(水)放送
缶詰の中で断トツ 人気のツナ缶
★大丸ピーコック下北沢店
暦は9月。お子さんの夏休みも終わり、またいつもの毎日が始まりました。
そんな慌ただしい毎日の料理に役立つ強力な助っ人、それがツナ缶です。
(保存食品マネージャー:西村大樹さん)
「ツナ缶はオールシーズン売れる商品なんですけれども、夏休み明けのこの時期は、特に買いにこられるお客様が多いですね。
当店では約700アイテムほど缶詰が並ぶ中、ツナ缶は断トツに売れております。」
ツナ缶の生産量は、他の缶詰を抑えて断トツのトップなんですが、その中身は、 大きく3つの形状に分かれているということを皆さんはご存知ですか?
(ニッスイ常温食品課・担当係長:飛田大輔さん)
「魚の身が大きな塊になっているのが『ソリッドタイプ』。その他に身がほぐれているものがあります。
細かくほぐしているものが『フレークタイプ』、大きくほぐしているものが『チャンクタイプ』と呼んでおります。」
☆ソリッドタイプ
身があまりほぐされていない、塊のタイプ。
☆チャンクタイプ
身が大きくほぐされているタイプ。
☆フレークタイプ
身が細かくほぐされているタイプ。一般的に一番よく使われている。
ちなみに缶には、形状が表示されているんです。
また、調理も大きく2種類あり、油と野菜スープに漬けたものと、水と野菜スープに漬けたものに分かれているんです。
- ツナ缶の種類に$D$$$F
- 【身の大きさ】
大きい ソリッド・・・身があまりほぐされていない、塊のタイプ
↓ チャンク・・・身が大きくほぐされているタイプ
小さい フレーク・・・身が細かくほぐされているタイプ。一般的に一番よく使われている。 - 【味付け】
油漬け・・・油とスープなどで味付けしてあるタイプ
水煮・・・油を使わずにスープと水で味付けをしたタイプ
そんなツナ缶を皆さんは上手に使いこなしていますか?
(街の奥様)
「使いこなしていないですね」
「和え物とかサラダとか同じような使い方ばかり」
Q:忙しい朝にツナ缶は?
(街の奥様)
「レパートリーが思い浮かばないからすぐに使えない」
そこで今回は、忙しい奥様のお助け食材“ツナ缶”を使いこなすワザを大公開!
朝ご飯にもお弁当にもメインになる簡単メニューが続々登場です。
ツナを使った定番の簡単料理をランクアップさせるワザから、和食の達人が伝授する、おかずにもお弁当にもバッチリな超簡単常備菜。
さらに、イタリアンの貴公子が、意外な食材を使って作る簡単レシピを披露します。
使ってラクラク!あっという間においしく出来ちゃうツナ缶のビックリレシピが満載です。
- ツナ缶の原料
- ビンナガマグロ・キハダマグロ・カツオ
- ツナ缶は製造日から3ヶ月以上経ったものがより味が馴染んでオススメ!
ちなみに、アンケートによりますと・・・
- ツナ缶をよく使う料理は・・・
- ☆ツナサラダ
- ☆ツナマヨ
- ☆ツナパスタ
- ☆ツナの炊き込みご飯
ツナ缶の定番料理簡単にランクアップ
いつも作る定番の味が、ひと工夫でグッとおいしくなる極意です。
(缶詰料理・講師:加納栄子さん)
「いつもの料理にツナ缶を加えると、旨みとボリュームがアップするんですよ。」
ツナ缶の魅力を語るのは、缶詰料理の講師を務める加納栄子さん。様々な料理に幅広く使えるツナ缶で、
定番料理をランクアップするワザを伝授して下さいます。
まずは、定番のツナサラダ。
「サラダに使う場合は、ツナ缶の汁をきった方がいいですね。この汁でドレッシングを作るんです。」
なんと旨みのある残り汁を無駄なくドレッシングに使うというのが達人流。
<材料>
- ツナ缶・・・小1缶(80g〜95g)
※油漬タイプのフレーク缶 - ベビーリーフ・・・適量
- トマト・・・適量
- レタス・・・適量
- スプラウト・・・適量
- ※野菜はお好みのものでOK
- 【ドレッシング】
- ツナ缶の汁・・・大さじ1
- 酢・・・大さじ1
- しょう油・・・大さじ1
- 砂糖・・・小さじ1/2
ドレッシング
よく切ったツナ缶の汁の中に酢、しょう油、砂糖を加え混ぜ合わせる。
※水煮のツナ缶を使用した場合はオリーブ油(小さじ1〜2)を加える。- 器に盛った野菜にツナとドレッシングを混ぜ合わせる。
よく混ぜ合わせることで、サラダにツナとドレッシングの味がよくなじんでおいしくなる。
→プリント用レシピはこちら
続いては、大人気のツナマヨをランクアップ!
「ツナとマヨネーズの簡単ソースを作っておきますと、いろいろ使えるんですよ。」
達人ならではのポイントは、マヨネーズにヨーグルトを加えるということ。
<材料>
- ツナ缶・・・小1缶(80g〜95g)
※油漬けタイプのフレーク缶 - マヨネーズ・・・大さじ3
- ヨーグルト・・・大さじ3
- 塩・・・少々
- コショウ・・・少々
- ツナ缶は汁を切り、ヨーグルト、マヨネーズ、塩、コショウを加える。
※トーストにのせたり、サンドイッチに使ったり、ゆでた野菜のサラダなどにかけて食べる。
→プリント用レシピはこちら
「汁を加えるとゆるくなってしまいますので、使えません。 ヨーグルトを入れるとさわやかな酸味が加わってまろやかな感じになりますね。」
(石山アナウンサー)
「ツナとマヨネーズは相性いいですけど、ヨーグルトの酸味が加わることでより一層食べやすいです。」
トーストやサンドイッチに使えば、おいしく頂けるのはもちろんですが、茹でた野菜にかけて食べるだけでもおいしいですよ。
しってとくまる「みそと合わせてツナ缶が激ウマに!」
ツナは和食にもベストマッチなんです。意外な組み合わせで、ミラクルなおいしさに変身します。
★八山
そのカギを握るのは、はなまるでもおなじみの和食の達人、料理長の中嶋今朝治さん。
(料理長・中嶋今朝治さん)
「ツナ缶は、日本古来の調味料ととても合うんです。」
(石山アナウンサー)
「何ですかそれは?」
「みそです。」
ツナ缶との激ウマコラボレーションの調味料は、“みそ”だったんです。使い勝手抜群の絶品ツナ常備菜。その作り方はとっても簡単!
<材料>
- ツナ缶・・・大1缶(165g〜185g)
※油漬けタイプのフレーク缶 - 白みそ・・・30g
- 卵黄・・・1個
- 砂糖・・・5g
- オイスターソース・・・大さじ1
- 長ネギ(白い部分)・・・1本
- ラー油・・・大さじ1
- ボウルに汁を切ったツナ、白みそ、卵黄、砂糖、オイスターソースを入れ混ぜ合わせる。※汁はとっておく。
フライパンにツナ缶の汁を入れ、中火にかけ、温まったら、少し火を弱め、細かく刻んだネギを分量の半分炒める。- ネギがしんなりしてきたら、先ほど混ぜておいた味噌を入れ、2〜3分練る。
水気がとんで全体がなじんできたら、残りのネギとラー油を加えて出来上がり。
※このツナみそをご飯にのせたり(おにぎりの具としてもOK)野菜炒めに加えたりなどで使う。
→プリント用レシピはこちら
「熱々のご飯によし!おにぎりの具に最高!野菜をササッと炒めてこのみそで和えるだけ。いろんなものに使える!」
そんな使い勝手のいいツナみそ、達人一押しの食べ方は、ツナみその簡単冷や汁。
<材料>
- ツナみそ・・・35g
- ご飯・・・1膳(100g)
- 氷水・・・適量
- ミョウガ・・・適量
- キュウリ・・・適量
- お茶碗にご飯をよそい、氷水をつけて、その上にツナみそと薬味として千切りにしたキュウリとミョウガをのせて完成。
→プリント用レシピはこちら
- ツナ缶とみそを合わせると・・・
- ツナ + みそ
イノシン酸 グルタミン酸 - ↓
- 相乗効果で旨みアップ!
このツナみそは、ご家庭にあるどのみそでも出来ますし、これにお湯を入れるだけでみそ汁になっておいしいです。
密閉容器に入れて冷蔵庫で1週間くらい保存可能。中嶋さんが言うには、作った次の日の方がよりおいしくなっている、
味がなじんでいいとおっしゃっていました。
ツナが主役になるボリューム満点レシピ
一皿でお腹いっぱい!ツナ缶が主食になる絶品メニューをご紹介します。
(缶詰料理・講師:加納栄子さん)
「ツナ缶は旨みがあるので、炊き込みご飯にもおいしく使えるんですよ。」
そうなんです。しかも、作り方は超簡単!
<材料>
- ツナ缶・・・大1缶(165g〜185g)
※油漬けの身の大きいチャンク缶 - 米・・・3合
- カレー粉・・・小さじ2
- コンソメスープの素・・・小さじ1
- バター(有塩)・・・30g
- 塩・・・小さじ1/2
- コショウ・・・少々
洗った米の中にカレー粉、コンソメスープの素、バター、塩、コショウ、さらにツナ缶を汁ごと入れ、 水を分量入れ、炊飯器で炊く。
→プリント用レシピはこちら
★TATSUYA KAWAGOE
女性に大人気のイタリアンレストラン。そのオーナー川越達也さんが伝授する、主食になる絶品ツナレシピとは?
(オーナー:川越達也さん)
「よくイタリアンでもツナを使うことが多いんですが、トマトとの相性がすごくいいので、定番のトマトソースがございます。
家庭ではツナをパスタに使うことが多いと思うんですが、パスタよりも簡単に素早く、家庭ならではの食材で作れちゃうものがあります。」
「そうめんです。」
イタリアンだからパスタ?と思いきや、達人チョイスは、そうめん。和のおいしさがイタリアンに大変身しちゃいます。
<材料>(2〜3人分)
- ツナ缶・・・大1缶(165g〜185g)
※缶の種類はお好みで - トマトソース缶(味付きのもの)・・・295g〜350g
※「トマトソース缶」はホールトマト缶ではなく、味付けされたものです。 - ニンニク(みじん切り)・・・小さじ1
- そうめん・・・2束
- 唐辛子(輪切り)・・・1/2本
- オリーブ油・・・大さじ3
- 塩・・・少々
- コショウ・・・少々
- フライパンにオリーブ油(大さじ2)、ニンニクのみじん切り、輪切りにした唐辛子を入れ弱火で香りが出るまで火を通す。
香りが出てきたら、汁を切ったツナ缶を入れ軽く炒める。
トマトソースを加え、弱火のままで30秒から1分ほど煮込む。- 最後に塩、こしょうで味を調えたら、トマトソースの完成。
- そうめんは茹でて流水でぬめりを取ったら、水を切り、皿に盛り付ける。
- 上から、トマトソースをかけ最後にお好みでバジル、オリーブ油(大さじ1)、コショウを少しまぶして完成。
→プリント用レシピはこちら
メーカの方に伺ったところ、ツナ缶を買ってきて冷蔵庫で保存しているという人も多いそうなんですけれども、 通常は常温保存で。使うちょっと前に冷やしてから使うのがいいと思います。
お問い合わせ
◆八山
東京都港区六本木6-1-20 電気ビルB1
TEL 03-3403-8333
◆イタリアンレストラン「TATSUYA KAWAGOE(タツヤカワゴエ)」
東京都渋谷区tC+D.2-8 グランバレー代官山B1
TEL 03-5489-3632