2007年10月15日
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公的支援向け協定案 篠山病院存続問題
2007/10/13
兵庫医大篠山病院の存続問題などについて、同医大、篠山市、県が話し合う「第九回地域医療三者会議」が十二日、神戸市中央区の県民会館で開かれた。会議では、存続へ向けた公的支援の方向性を示した協定案を作成するなど、大詰めの協議が行われた。 これまでの協議では、篠山市が同医大に対し、毎年一億八千万円を支援。また、病棟と手術棟の改築にかかわる第一期工事分については、市が七億円以上を、県は補助金として二億円をそれぞれ負担する意向を示している。 さらに、外来棟、管理棟を改築する第二期工事分についても、市が具体的な支援額を提示しており、協定案はこれらの公的支援を踏まえた同医大存続の考え方が盛り込まれている。 今後は協定案を市、県、同医大がそれぞれ持ち帰り、受け入れ可能かどうかを議会や理事会などと協議していく。ただ、同医大は「どこまで市に妥協してもらえるかが問題だ」としており、県の厳しい財政状況もある。存続が協定案通りにまとまるかどうかは不透明な状況だ。(小林隆宏) [ 閉じる ]
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