みなさんこんばんは 超脳香望です。今日はタイトルの通り、ちょっとやばいお話です。それと先に謝っておきます。壁紙だけで9キロバイトも使ったことを。アシッドな気分ってこんな感じかなというイメージで描いてみました。 |
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実は、ぼきゃは昔、ドラッグでHigh
and Lowしてしまったのです。その体験談をお話しします。
ドラッグといえば「頭に効くクスリ」です。もちろん代表的な物は法律で使用が禁止されていますし、所持しているだけで重く処罰されます。また最近では合法ドラッグといわれる物が多数流通しており、それらはアメリカなどの諸外国では健康食品などの扱いになっているようです。 |
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これらの特徴は、摂ればその人の精神に何らかの強い影響が現れるというもので、強気になったり踊りだしてしまいそうになるものや、逆に瞑想的な状態になったり意識が混濁していくような物もあります。 精神的な作用を期待する作用とすれば、副作用として悪寒や嘔吐感、異常な発汗、不眠、拒食など身体的に苦しい現象も現れるようで、これらのドラッグを常用している人はこれらによる快感と引き替えに苦しさも受けているのです。私の読んだある資料によると、とある種子を砕いて呑むのだがそれが苦くて、その後は強烈な吐き気に襲われるというものや、粉末を吸い込む上で鼻腔粘膜の激しい痛みと数時間も戦わなければ快感が訪れないという厳しいものすらあるようです。 |
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ぼきゃが体験したドラッグは、カフェイン剤で、ふつうこの手のドラッグのカテゴリには位置づけられません。もちろん普通の薬局で手に入ります。手に入れたのは無水カフェインを錠剤にしたもので確か20錠で500円ととってもリーズナブルなものでした。
初めて買ったときは学生時代、深夜勤務のアルバイトをするためのものでその勤務日は実質完全徹夜に近くなりますので事故を防ぐために用意したのです。 次に買ったのは今の職場に移り、外を歩きまくる仕事から内勤職に変わったのでそれに体を慣らすためでした。午後に襲ってくる強烈な眠気を追い払うために服用しました。 3度目に買ったのはラジオの仕事を担当していたころの初期で、ほとんど休日らしい休日もなく、その当時はストレス源も異常に多く連日早朝から深夜まで詰め込んで仕事をする毎日に耐えるためでした。 |
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カフェイン剤は服用しておよそ30分ぐらいで効能を発揮し出します。もちろんこのクスリの目的は眠気・倦怠感の除去ですから、効き目は眠気が晴れてくるということで実感できます。
さらにオマケとして、気分がすごく良くなり、頭の回転がとても速くなったような気になるのです(おそらくなっています)。いろいろな問題もそれ以前とは比べものにならないほど早く、労力少なく解決でき、すごく前向きな考え方ができるようになるのです。 「なんだ、いままでこんなちっぽけなことでなやんでいたのか」と自分を振り返ることもできますし、不注意で手を刃物で傷つけてしまっても、普段のぼきゃなら血が出るのは怖いし、痛いのは嫌だしミスをしたことは悔しいしとふさぎ込むように小さなパニックになるのですが、(本当に痛いのはいやです)このクスリでHighになっていると、全然逆で、ほとんど痛いとも感じず、むしろ |
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効果は長く続きますので、仕事の効率はぐんぐん上昇し、いっそうの爽快感をもたらしてくれます。それはそれはハッピーそのものです。
また何をやっても疲れることがほとんどなく、「しんどいからやめよう」「めんどくさいからほおっておこう」という横着さもなくなります。普段ぼきゃはどちらかというとのんびりしていて歯切れの悪い方なので、こんな自分がいるということに少し驚いてしまうくらいです。 とここまで書くといいことずくめのようですが、クスリというものにはタイムリミットがあります。しだいに効き目が薄れてきて元の自分に戻っていくのです。そのときに恐怖が待ち受けているのです。 |
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クスリのしてくれたことは「疲労を後払い」にする事ですので、クスリが切れてくると効き始めに追い払った眠気、効いている間に蓄積した疲れが借金の取り立てのように集まってくるのです。そして元の自分に戻っていく不快感。もちろん傷を作ったところは痛くなってきます。ポジティブな考え方は引き潮に変わり、反動すら出てきそうなのでした。
いつもはこれで済みましたし、この症状が出るまでは充分な快感に浸れ、よい結果を生み出すことができたのですが、3度目にこのクスリをやったときはそれはそれは悲劇的だったのです。 |
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秋なのに汗ばむような日が続き、仕事の厳しさで相当体力を消耗していました。食事も不規則になり、その日は午後5時すぎに昼食を済ましたのです。食後にこのクスリを呑み車の中でしばらく休憩して職場に戻ろうとしたのですが、効き目は異常に早く訪れ、体の中から脂汗がにじんできたのです。
その後頭が締め付けられるような圧迫感に襲われ(痛くはないのです)脈が速くなっていきました。気分はすごく興奮してきた感じで、とにかく急いで戻りました。その間はとても緊張していました。 到着すると、急に緊張の糸がほどけたのか強烈なうねりが身体を駆けめぐるのです。たぶんこういうのが好きな人にとっては答えられないほどの快感なんでしょうが、そのときはただ苦しいだけで、待合い用のベンチに腰掛けて頭を押さえてもだえていました。 こういうときはへたに姿勢を変えないのが鉄則なのですが、座っていることすらつらく感じ、ついに身体をベンチの上に横たえたのが失敗でした。 |
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すると三半規管に伝えられた重力の変化が脳の中で何十にもこだましたのです。身体が宙に浮かんでいくかと回り出す感じがしました。それは延々と続き体中がねばっこい汗でべたべたになっていくのです。ああこれがバッドトリップなんだなとあとで思い浮かべることはできますが、とにかく気持ち悪く、かといっても食べたものを戻すような気分でなくただただその不快感に押しつぶされそうになるのでした。
幻聴というのでしょうか耳にはぐわんぐわんというゆがんだ音が響いていたような気がします。 |
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そして3時間近く経過したと思われます。やっとクスリが抜けてきたのかフラフラになりながらも症状は収まりまともな状態に戻りました。とにかく怖かったというのがそのときの印象で、残っているクスリはすべて捨て去りました。
残念なことにこれを境にカフェインに対する耐性が下がり、大好きなコーヒーを飲むだけで軽い中毒になることがしばしばあるようになりました。 その中毒の症状というのは、手指が冷たくなってふるえ、すごく不安な気持ちになるのです。何かに追いつめられそうな気分になり、とってもバッドです。クスリでダメになったときがとても疲れていたように、コーヒーを飲むときも、疲れているとこの症状に出くわしやすいです。 |
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カフェイン剤は当然ながら合法で、うまく使えばよい効果を上げることができます。習慣性はないようですし(ただ連用すると効き目がすぐに悪くなります)、先ほどのぼきゃにとって苦しかったトリップを是非とも体験したいとお考えならば、決して勧めるわけではありませんがやってみることもできます。。仕事に追われているのではなく、トリップを楽しむために時間を使えるのなら弊害も少ないでしょう。(もちろんこのような症状に出会えるというのは極めてまれです)
また、服用されるときは添付文書や薬剤師の指導をよく理解してから行って下さい。決して定められた量以上は接種しないようにして下さい。ぼきゃが苦しんだのも定量摂取であり、過剰に摂ったわけではないのです。 最悪の場合心身に取り返しのつかないダメージを与えることや他人の器物や財産、身体に重大な被害を及ぼすこともあります。 仮にこの文書を読んで、薬物を摂取しこのような悪い結果を引き起こしたとしても当方はいっさいの責任を負いません。あくまでも自己の責任で、個人的に完結する楽しみの範囲で行うように重ねてお願いします。 |
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