パンダの顔がデザインされた大型バキュームカーが佐世保市内を駆け回り、話題を集めている。同市の廃棄物処理業「佐世保清掃」(富吉芳久社長)がし尿処理業務のイメージアップを目的に展開する動物車両シリーズの第2弾。
バキュームカーはにおいなどから敬遠されがちというが、5年前に車両背面に猫の顔を描いたところ、し尿回収先の小学校児童や企業の女性社員に好評。「猫の車に出合ったから今日は良いことがある」という声が上がるなどしたという。
今回、富吉社長が5年ごとの定期車両塗り替えに合わせ新柄を検討。市民から要望があった犬のデザインも考えたが「鼻先の立体感を出すのが難しい」(富吉社長)などとして、最終的には清潔感を出すために25年前から導入している純白の車両基調カラーを生かしたパンダ柄に決めた。
富吉社長自ら10日ほどかけて作画。柔らかさを演出するために目や鼻のラインを波線にし、車両側面や前面の社名「SASEBO SEISO」の「O」をパンダの顔にするなど遊び心も取り入れた。
9月下旬から街中を走り始めたが、「かわいい」という声が多数寄せられているという。富吉社長は「毎日、国道などで市民や観光客の目に触れる車を扱う以上、都市景観を損なわない工夫を今後も続けていく」と話している。
=2007/10/13付 西日本新聞朝刊=
バキュームカーはにおいなどから敬遠されがちというが、5年前に車両背面に猫の顔を描いたところ、し尿回収先の小学校児童や企業の女性社員に好評。「猫の車に出合ったから今日は良いことがある」という声が上がるなどしたという。
今回、富吉社長が5年ごとの定期車両塗り替えに合わせ新柄を検討。市民から要望があった犬のデザインも考えたが「鼻先の立体感を出すのが難しい」(富吉社長)などとして、最終的には清潔感を出すために25年前から導入している純白の車両基調カラーを生かしたパンダ柄に決めた。
富吉社長自ら10日ほどかけて作画。柔らかさを演出するために目や鼻のラインを波線にし、車両側面や前面の社名「SASEBO SEISO」の「O」をパンダの顔にするなど遊び心も取り入れた。
9月下旬から街中を走り始めたが、「かわいい」という声が多数寄せられているという。富吉社長は「毎日、国道などで市民や観光客の目に触れる車を扱う以上、都市景観を損なわない工夫を今後も続けていく」と話している。
=2007/10/13付 西日本新聞朝刊=