食糧支援 穀物価格高騰で影響
ことし就任したWFPのジョゼット・シーラン事務局長は初めて来日し、NHKとのインタビューに応じました。この中でシーラン事務局長は「WFPの食料調達のコストはこの5年で50%上昇している」と述べたうえで、その背景に植物から作るバイオ燃料の生産拡大に伴う穀物などの価格の高騰があることを指摘しました。WFPを中心にした世界の食糧支援は、およそ80か国に対して去年1年間におよそ700万トンが提供されていますが、この5年間でおよそ30%減っています。シーラン事務局長は「地球温暖化対策としてバイオ燃料の需要が増え続けるなか、穀物価格の高騰に対応しなければならない」と述べて、企業や政府に食糧支援へのいっそうの協力を呼びかけることにしています。 |
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