今日は滋賀県庁へ小浜市、若狭町、大津市の市町長、議長等がR303(今津から若狭、小浜に至る)やR367(京都の大原から葛川、梅ノ木、朽木、保坂、熊川、上中、小浜)の整備推進を要望に参りました。2ヶ月前に調整した日程ですが、丁度高島市での騒動が取り上げられている最中ですので、多くの報道機関が待ち構える中での知事要望となりました。
小浜市長、若狭町長にお許しを頂き、冒頭の数分間、知事に対して、AAに対する滋賀県の指導を依頼しました。論点は、汚水処理に関する指導と、業として動物を扱う者に匹敵する行為であるので、事業者とみなして指導をされたいというものです。 知事は、地域住民が生活を守ろうと頑張っていることや、ペットだけでなく人や野生動物への感染を懸念していることについては受け止めておられるようでした。知事は「注意深く見守る」とのコメントで、「少し時間を頂いて検討する」と補足されました。「水と生活文化」については、嘉田知事ほど深く理解し、多くのフィールドを歩き、保全に努められた研究者はないと思っています。知事室の前で東近江市長に「おい、頑張れよ」と声をかけられ、有難たかったです。 マスコミの取材を受けていても、騒動という面から出来事をとらえコメントを求める記者と、今回のことは、何が根本的な問題なのかを追おううとする記者と大別できるように思いました。議長も取材を受けられ、「市民が一体となって意思表示している」とコメントされましたが、記者は怪訝な顔でした。ここは誰もが「水を汚してはいけない」と育てられ、目の前を清らかな水が流れ、井戸に手を合わす習慣が残っている地域です。記者の経験によって事の理解度が変わるのは仕方ないですが、より深く理解しようとする姿勢は持ってほしいと思いました。
アークエンジェルズが病気の犬40匹を持ち込もうとした6日は、深夜零時半に始まり住民の皆さんと徹夜になりました。同日21時から24時には7匹の犬の搬入を巡り機動隊まで出動になり対峙、住民は一歩も引き下がりませんでした。そしてまた7日の深夜と、どうしても搬入したい側と、それを止めたい側の攻防が続きました。交代で多くの方が出てくださり、事前に止めたいと懸命です。農を生業としてきた私達の地域のDNAには、根気強さという面では秀でた特徴があると思っています。
農山漁村に暮らす者は、水を汚さないことは当たり前で、下流の人を思って水を使い、下流は上流の人を信じて水の恵を受けるのです。近年、生水の里や「かばた」などが注目を集めていますが、正にこのことが良く見える暮らし故です。酒波周辺も当然の如く水は汚してはいけないものであり、汚水の地下浸透などということは、思考回路の中にすら無かったことであり、地元の驚きの声がTV放映時にも入っていましたが、ここが最も分かり合えていないのだと思います。水を平気で汚す人は、受け入れ難い客なのです。 地元の強い気持ちを中心に、県市議会関係者も役所もボランティアも集い行動をしています。連日連夜ですので、応援のメッセージなどは本当に有り難いです。また、資金的なことも差し迫ってきましたし、地元の心情や経過なども正確に伝える手立てを持ちたいと思います。 私達も、このことを通じて本当の動物愛護について考え始めています。しかし、誰かを泣かす幸せが本物で無いように、ここで無理やりシェルターを作ることが、三方よしの動物愛護活動だとは思えません。この運動に参加する地元関係者には、多くの愛犬家がいらっしゃり、だからこそ強い思いで取り組んでおられるようにも思えます。高島市内には、知内浜はじめ犬と共に楽しめるキャンプ場、水泳場もあり、多くの愛犬家に喜んでいただいている側面もあるんですよ。
琵琶湖と対岸の伊吹山、そして竹生島が結ばれるシルエットの中を、とても美しいお日様が昇り、伝説がありそうな地の朝が印象的でした。9時を迎える頃、市民が色々な形での呼びかけに立ち上がり、酒波に上がってくる坂道を次から次から登ってきてくださるのです。300人は越えたであろう頃、硬直化した局面と双方が疲れてきていることも実感でしたが、道路を塞いでいることもあり、警察の幹部の方の仲立ちで、市のK部長が交渉に当たることなりました。今日引き上げることを前提に、10名以下で話合いをもつことが持ち上がりました。しかし、その間、一旦犬を施設に入れて休ませるという条件は飲めるものではなく、話し合いには応じるが、犬を入れることは受け入れられないと返しました。
すると坂の下の防災倉庫でいいから犬を車から降ろして休ませたいとの申し入れに変わりましたが、これも受け入れられる話ではなく、こちらも情けはあるので車に冷たい水くらいなら差し入れをするが、高島に降ろすこと、琵琶湖に繋がる場所で下ろすことは受け入れられないと返答しました。段々と増えていく市民の圧力と、妥協点が見つからない中でAAは車を返すことになりました。これまでK部長の仲介を双方が尊重してきましたが、地元関係者の気持ちは阻止一点であり、緊迫感が高まる集団を背に曖昧なことは受け入れられませんでした。 AAの車が遠ざかるのを見ながら、交渉の報告と進出阻止を訴える集会が始まりました。地元の役員さん、市長、県議、市議、自然愛護団体代表、副市長がマイクを握り、暮らと自然を守ることを訴えました。「なぜ善良な地元民が嫌がることを、強行するのか」「なぜ暴挙が法的に止められないのか」身勝手なことを権利という時代に憤りながら、結束していくことを確認しました。常識や人の情が通じない一方的蛮行を暴力というのではないでしょうか。憲法にも、公共の福祉の向上、私権の濫用の制限、国は国民の保健衛生の向上の責務などが謳われており、地元民の人権、生活権が守られてしかるべきと訴えるものです。 AAの車が京都東インターから大阪に向かったことを確認し、集団は一旦解散し見張りの継続に移行しました。何れにせよ、AAの理不尽な行為の支持・支援者になっている皆さん。「地元住民を泣かせてまで強行するな」との態度に変わってください。「こんなことがまかり通る国でいいのか」と監督官庁、法令を解釈をする賢き方々に訴えずにはいられません。インディアンやアイヌを侵略した側の文化にいることが痛いです。
昨夜11時半、私の元にアークエンジェルズ(AA)が数十頭の犬を運び込むという知らせが入り、すぐに現地の酒波に直行しました。深夜にもかかわらず100人を越える地元の皆さんがその暴挙を阻止しようと看板を掲げ集まっておられました。昨夜は星がこんなにきれいなのかと思うほど空が澄み、この秋一番の冷え込む夜となったのでした。
6日になった深夜12時半、林代表ともう一人の運転する2台のワゴン車が酒波の入り口に迫り来て、地元の皆さんの人垣でそれは停車しました。車から降りることも無く、「話し合おう」という区長の呼びかけも無視して、ヘッドライトを点けエンジンをかけたまま対峙する格好となりました。市民は「帰れ!」と連呼して取り囲むように引き換えさせようと必死でした。 間もなく道路の通行を妨げているということで警察が到着。林代表と弁護士の強い要請でか道に立ちはだかる市民を排除するという警告も発せられましたが、深夜の通行が殆ど無い集落内の道ということでか、警察の強制排除は発動されませんでした。しかし、何の歩みよりも無いままにらみ合いが続き、座り込む市民と警察のせめぎあいというような局面もありましたが、このブログに寄せていただいた激励のメッセージを一遍ずつ紹介し、励まされ拍手を贈りながら朝を迎えました。寒い寒い夜に道路に座る地区の方々には、全国から寄せられた励ましや、AAが広島や大阪でどんなに理不尽な行為をしているかとの告発もあり、意を強くすることができました。本当に有難うございます。感謝しています。 また、鹿など有害鳥獣で駆除していることへのご批判を承りました。来てくださるなら、鹿による山林の危機的な様子や市民の苦悩、そして県の指導による個体数調整の範囲の3分の1しか実行していない実体をご案内ご説明させていただきます。喜んで動物の命を奪っている訳ではありません。どんな思いなのかもお話いたします。その上で協力できることを見つけませんか。
今夜行われる犬の多頭飼育問題の直接対話で地元の心情が理解されることを祈りつつ、千歳から約200km、旭川市の隣にある美瑛町を訪ねました。ここは、「日本一美しい村づくり」の提唱者でもあり、丘の多い農業景観は異国の景色のようです。写真家の前田真三氏がこよなく愛し、天恵ともいうべき作品を数多く残されています。旧の小学校の小さな体育館を改修して創られた「拓真館」によってこの地の景観の素晴らしさが世に紹介されたといっても過言ではありません。
農の営みによって丘が色とりどりに彩色され、それを光の加減、空気の澄み具合など正に一瞬の出会いの賜物が写真に写し撮られています。玄関から4枚の写真のうちの3枚に作業をする人々が写しこまれており、農家の方への敬意と親愛なる気持ちがレンズのこちらにあったのだと感じました。風の人の写真による客観化によって、土の人が郷土の美しさに目覚めたのです。これぞ風の人と土の人の素晴らしい物語です。 日本で一番気合を入れて景観行政をなさっているように感じるほど、街中に感じのいいデザインの看板が掲げられ、屋根などのデザインが一定配慮された家並み、電柱のない街路など注目すべき内容が至る所にあります。実は、この美しい村づくり連合に問い合わせをしたことがあるのですが、市は対象外との返答でした。 高島市には、全国的な景観の100選が11箇所もあり、美瑛とは違った日本の生活文化と共にある豊かな里の景観が残されています。この意味を大切に感じ取り、私たちも美しい街を守り、創っていこうではありませんか。 困った風の人も居ます。郷土を守るために、地元の皆さんと、部長以下市役所のサムライ達が団結して頑張ってくださっています。私達は、風の人に対し、その地を敬愛しているかどうかをいつも問いかけています。これからが益々正念場です。地元の理解がないままに強行されることは絶対に許されません。色々なニュースがもたらされますが、負ける訳にはいきません。 # by hi-kaito | 2007-10-05 16:41
4日は苫小牧市を訪ね、都市計画とウトナイ湖の野生鳥獣保護センターの活動を視察しました。同じラムサール条約仲間ですが、環境省直轄の予算を柱に何と40人のスタッフで運営されており、!?でしたが参考にすべき点をいくつか持って帰ります。
空港で市長会の一行と分かれ、レンタカーで恵庭市図書館の取り組みを視察に参りました。札幌と千歳の間にある街ですが、子ども達に起こる様々な問題に対し、図書館活動を通じて解決を模索する「読書コミュニティー」を標榜される街です。「本」によって勇気付けられることや人生を導いてもらうことがあると図書館長出身の市長さんがマニフェストでも明確に謳いあげ実行されています。 まず、ブックスタートで9・10ヶ月検診の赤ちゃんに、絵本との出会いを提供し、更にその1年後にも絵本を贈り、同時にお母さんの出ていける・相談できる多様な場を作っておられます。健康福祉分野との連携は勿論のことですが、何とここはボランティアグループが33団体約400人もおられ市民力での取り組みがドライブしています。 一番感心したことは、学校図書館の読書環境を高めるために、嘱託司書の配置と本の購入などを市立図書館の予算とイニシアティブで進めておられることです。特に調べ学習には最新のものが必要だが、学校の本は古いものが多いので利用されないと力説されました。確かにロシアがソ連では具合が悪いし、レッドデータブックなども最新でないといけません。この7月からは図書館と学校図書室のITシステムを統合され進化中です。子どもたちが年間100冊読む環境を愛情溢れる配慮で進めておられ、朗読会は2日に1回の割、赤ちゃん室の隣に子どもトイレがあるなどソフト・ハード共に人柄の良い熱心なスタッフが支えておられました。 高島市は5万人規模の自治体では市民一人当たりの貸し出し冊数が全国4位です。市役所通信簿で最も市民満足度が高かったのが図書館サービスでした。高島市も市民の皆さんと熱心なスタッフが協働し、市を挙げて一層豊かな読書環境を創って行きたいですね。 # by hi-kaito | 2007-10-05 15:56
10月3日、滋賀県市長会の研修で、北海道の夕張市と苫小牧市を訪問いたしました。夕張市は財政再建団体となり、残った市民で懸命に再生を誓い、NPOなど市民の力を糧に再建に奮闘されています。最高時に12万人だった人口が1万2千人と10分の1になり、施設は10万人規模のままという大変さです。炭鉱時代には会社もちで住居や高熱水費は無料だったので、応分の負担という考えに馴染めないでいる市民が未だに多いとのことです。
約6500世帯のうちの約4200世帯が公営住宅に住んでいらっしゃり、高齢の方、生活保護の世帯も多いことから想像を超える面があります。ただし、当該年次の行政サービスは交付税などきちんと交付されているので何とか実行できるようです。返済すべき負債353億円を1万2千人の市民が18年で返す計画に則り、ゴミの有料化や入湯税の新設、保育料1.5倍、軽自動車税が1.5倍、無料バスが300円などの負担増を受け入れ、再建努力が始まっています。赤字病院も医師2名の診療所に縮小したり、公営施設の売却も始まりました。 財政再建団体になっても誰も助けてくれる訳ではありません。高島市は、387億を5万5千人で返していきます。夕張市と比べると市民負担は4分の1弱でしょうか。今年度から負債は減少局面に入っています。先月の平成18年度決算審査で、13億円余の借り入れをしてスタートし、色々な工夫をして約278億の年間予算を決算で12億4千万円残せたのですが、「執行残」という表記が誤解をうんだような気がしています。夕張市では執行残を「赤字解消分」というふうに表現されていました。成る程です。無駄を廃し必要な予算がしっかり組めるよう努力していきます。 しんどい中でどう希望の灯を点すことができるかが大切なことです。夕張は満身創痍ですが無責任な起債増をしてきた体質から責任感と自立心が生まれてきたと仰っています。一方、石炭の活況時に苦心し改良を重ね夕張メロンを世に出された農家の方々の汗が、今光り輝いています。トルストイに夕張メロンを捧げたいです。 # by hi-kaito | 2007-10-05 15:09
ただ今、高島市今津の伊井・酒波地区に犬の多頭飼育の話が持ち込まれ、静かな生活環境を守るために地元住民が結束して交渉されています。ここに高島市長は市民を代表し、市も議会も地元と一体になって、美しく静かな郷土を守っていくために立ち上がる決意を表明します。
さて、どんなに犬を愛する方でも、60匹から百匹もの犬を防音・汚水処理の設備をすることなく50mの隣接地に持ち込むという話は受け入れ難いことではないでしょうか。 赤ちゃんもいます。お年寄りもいます。隣接集落には100世帯が静かに暮らしてきたのです。更に今回は病気に感染し、完治の確認が難しい犬だといいます。ある獣医さんは、「専門家が10匹の病気の犬の世話に大変な苦労をしているのに、そんなに多数の病気に罹った犬を素人が看られるとは思えない」と仰っており、大変無理のある計画だと云わざる得ません。 高島市は奥山、里山、琵琶湖の自然が繋がる街として知られ、全国の景観百選も11箇所あるなど、人と自然が寄り添って暮らす地域です。井戸水を生活に使い、有機無農薬栽培を営む上流で、薬品や消毒液、そして病気の犬の糞尿も含め汚水を地下浸透するとの話は、自然の繋がりを知る者として受け入れがたい話であり、全ての生命を尊重する常識では考えられないことです。これは近畿1400万人の水源への冒涜でもあり、強行は許されるものではありません。 今回の犬の病気は、サルやネズミなどを介し、ダニにより他の動物や人間にも感染することが懸念されるもので、裏山に棲息するニホンカモシカなどの野生動物や、ラムサール条約に登録された琵琶湖を住処とする水鳥などへの感染も心配されます。私たち自然の近くに住む者は、地球的財産である野生の動植物の健康を守る使命があると考えます。 しかしイヌやネコは規制する法令が無いと県や保健所は仰います。日本は公害裁判などでも被害者が被害を立証するまで加害行為は止められませんでした。そのことが被害を大きくしたのです。先進国では、行為者が安全を立証する責務があると聞きます。この国には「人に迷惑をかけてはいけない。自然を壊してはならない」という不文律(文化)があったのに、個人の身勝手(私権の乱用)まで権利にしてしまったのでしょうか。私達は、被害者になる前に、団結して生活を守る権利があると思います。 10月1日には「未来へ誇れる環境保全条例」が施行日を迎え、市民、事業者、行政は夫々が高い規範を実行する責務が強化されました。そして動植物の生態系を守っていく責務も謳い込まれています。高島の自然は、市民だけのものでなく、ここで生まれた水を飲む人たちや、未来世代も含む善良な人々共有の財産であると考えており、訪れる皆さんにも高島の自然を享受する権利を保障し、一緒に守っていきたいと考えています。 高島市に加えられようとしている理不尽な行為に対し、それを止めるよう多くの皆さんのご理解とご支援を切望します。また、当該団体を寄付金やボランティアで応援なさっている方々も、事の本質を見抜かれ、高島市民の生活と生態系の破壊をしないよう力をお貸しください。 2007年10月2日 高島市長 海 東 英 和
1500年前に第26代天皇に即位された継体大王の謎を探ろうと、連続講座の学びを締めくくる意味も重ね高島歴史フォーラムが開催されました。北は千葉県、南は長崎県から22歳から93歳までの幅広い参加者730余名をお迎えし、熱心な皆さんによる高揚感を漲らせながら一日の研修会を盛会裏に終えることができました。
著名な講師陣は、古事記、日本書紀、上宮記一云などの古文書・文献を研究をされてきた先生、中国や朝鮮の資料から継体などの時代を研究されてきた先生、日本中の古墳を3千も調査し古墳から権力の変遷を研究されてきた先生、そして鴨稲荷山古墳の再調査にかかわり、金銅製の冠、靴などから被葬者に迫る研究をされている先生と司会に水谷千秋先生をお迎えし、夫々の立場・研究からの学説を紹介していただきました。更に踏み込んだコメントも述べられ、学会でも影響があるのではとのことでした。 田中の王塚古墳は、3段の段築、葺石、埴輪などの構造から継体天皇のお父さんの可能性が極めて高いとされました。また、鴨稲荷山古墳の副葬品から、継体にとって重要で尊敬する男性が埋葬されていると考えるのが妥当だろうと述べられました。 三重生神社の「うし祭り」の神事と水尾太鼓が舞台で紹介され、継体誕生の地なればこそと会場の皆さんも喜んでくださいました。古代ロマン弁当も大好評で実行委員の皆さんのみおちゃんTシャツも完売で、改めて卑弥呼に並ぶという古代史の謎のヒーロー継体天皇の引力に感服しました。 高島市は、この記念の年を始まりにして、これから郷土史探求にも力を注いで行きたいと思います。坂井市、枚方市との協力関係も一層強いものにしていきたいですね。皆さんに感謝。 # by hi-kaito | 2007-09-30 20:39
昨日29日は、市内保育園の多くが運動会を開催されました。あちこちで万国旗がはためき、子ども達の活躍に歓声が湧き上がったことと思います。時折の雨も気にするほどでなく有り難いことでした。子ども達の頑張りは何処も同じですが、家族やオジイチャン、オバアチャンにとっては特別な喜びであり元気の源になりますね。一つ一つのしぐさも保育士さんとの信頼しあう姿も日ごろの事々の積み重ねだと思うと感謝の気持ちに変わります。
応援に行った大師山さくら園では、既製品の万国旗の変わりに子ども達が描いた絵がロープにつなげられ空にはためき、テントを飾っており、手作り吹流しも色とりどりです。そのはみ出すようなエネルギーは幼・保育園児ならではと感心。運動会の大道具も原色のべた塗りでなく、色が重ねられどれをみても作品?です。例えるならエリック・カールの色の重ね遣いがイメージに近いでしょうか。輪にしたダンボールの中を漕いでいくキャタピラーも黒く塗りながら赤やオレンジなどの色が散りばめられています。子ども達は、「そうなるように準備された」素敵な保育環境にいることを感じ取りました。どの園も願いや工夫を込めて下さっている。共鳴して、応援したいですね。 午後は、くつきの森でMOH通信さんと麻生里山センターが催された「秋の夜長を楽しむ夕べ」のシンポジウムを聴きに参りました。森によって人間味が回復するなあと感じます。内藤正明先生はじめ会場のみなさんと、2030年にどうありたいかを描き、見える化し、そうなるように変わろうと共感しました。CO2の排出も、エネルギー消費も破綻を引き寄せる現在の生活スタイルから、未来が成り立つ暮らしに変わる責任があります。も、人の心の豊かさ、自然の豊かさを取り戻す取り組みに重なりそうです。そうなるように、今の仕組み(自分)を変えるのですね。 これから、高島市民会館(今津)で開催される「継体大王」の謎を探るイベントに向かいます。ご一緒しませんか。(参加費要です)古代ロマン弁当も本格デビューします。 # by hi-kaito | 2007-09-30 09:25
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