 | 読解力や知識活用力に課題 全国学力テストは、ことし4月、ほぼすべての小学6年生と中学3年生およそ230万人が参加して、国語と算数・数学の2つの教科で行われ、NHKは近く公表される結果の概要を入手しました。それによりますと、国語、算数・数学とも、読み・書き・計算という基礎的な学力を問うA問題の正答率は、小学校・中学校ともいずれも平均で70%台から80%台の高い水準になっています。しかし、問題の読解力や知識を活用した表現力などを問うB問題については、中学校の国語が72%になっているほかは、中学校の数学で61%、小学校の国語で63%、小学校の算数で64%などと、A問題に比べて10から19ポイントも低い水準になっていて、課題が多いことがわかりました。全国学力テストは「子どもたちの学力が低下している」という批判を受けて、実証的なデータを把握する必要があるとして、文部科学省が43年ぶりに実施しました。今回の結果は、基礎的な学力については高い水準にあるものの、以前から課題が多いとされた知識を活用して物事を読み解いたり、表現したりする学力が不足していることを裏付ける結果となりました。文部科学省は、この結果の詳細な分析を専門家も交えて進めるとともに、現在、見直しに向けて議論している学習指導要領に反映させる方針です。   | 10月14日 19時5分 |
|  |  | 読解力や知識活用力に課題 10月14日 19時5分
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