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2007-09-06 13:25:38

ベネズエラの「悪魔ちゃん」騒動

テーマ:ブログ

ベネズエラ、子どものために100の名前リスト(Clarín、アルゼンチン 2007.9.5)

http://www.clarin.com/diario/2007/09/05/um/m-01492956.htm


 かつて東京で生まれてきた赤ちゃんに、親が「悪魔」という名前をつけようとして市役所で拒否されたという事件が起きました。また、最近でもいろいろと変な名前を子どもにつけるということでニュースになったりしています。


 ベネズエラでもそのようなことが起きているようです。例えば記事ではサッカー選手の名前に変な名前が増えてきて、外国の記者たちが名前を確認するのが大変になってきているということが書かれています。例えば"Hersony""Mayelis""Nohemar"といった感じです。スペイン語圏について少し知っている人なら、この名前の違和感に気づくかと思います。


 まず男か女か分からない、そしてどのように発音すれば良いのかも分からない。例えば"Mileidy"という名前は"My Lady"からきているようですが、なんと言っていいかわかりません・・


 そこで政府はこうした名前の氾濫を防ぐために、名前を制限するような法律を提案しています。


  Esta semana el Consejo Nacional Electoral (CNE) entregó a las autoridades municipales el borrador de la Ley de Registro Civil que entre otras consideraciones plantea que no se ''permitirá'' que los padres o representantes les coloquen a los recién nacidos '' nombres que los expongan al ridículo, sean extravagantes o de difícil pronunciación en el idioma oficial, contengan variantes familiares y coloquiales'' que generen ''confusión'' o ''dudas'' en la forma de escribirlo o en el sexo del infante.


  今週、選挙評議会は自治体に戸籍簿法の草稿を提出した。草稿にはその他のものとともにある提案されていた。それは両親や代わりの者が赤ちゃんに、馬鹿にされたり、異常なもしくは公用語において発音が難しかったり、身内的や口語的な変形を含んだ名前をつけることは「許可しない」というものであった。そうした名前は書く時や、子どもの性別に混乱や疑問をひき起こすとしている。


 この法律にはさらに、赤ちゃんが生まれた時に親が選べるように100個の伝統的な名前のリストを作ろうということも書かれています。ただ外国人や先住民族の人たちは例外だとしています。


 今のところ法案提出に留まっているようですし強制力があるのかわかりませんが、民族主義的なチャベス大統領の下ではいずれ本当に100の名前から選ぶことになるのかもしれません。


 記事では2006年の大統領選挙の時に、反チャベス陣営が有権者名簿における不信な点をしてきして、「南米の国に『スーパーマン』が有権者登録されている」と非難したそうです。しかし、本当に2人も"Superman"という名前の人がいたということで、テレビにも出演したそうです。


 なんだか笑い話ですが、名づけられた子どもはどのような気持ちなんでしょうか。ちゃんとした理由もなく変な名前をつけるのならば、それは親として子どもに対してあまりにも無責任だと思います。  

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