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家庭ごみ:青森市、有料化へ 市民負担1袋20~90円--来年10月 /青森

 青森市は4日、家庭ごみの処理費用の一部を市民に負担してもらうため、来年10月から、家庭ごみ収集を有料化する方針を固めた。市民負担はごみ袋1袋当たり20~90円になる見込みで、市は来年春にも関連条例を改正する。

 同日開かれた市の諮問機関「住みよいクリーンな青森市を考える審議会」(中村哲夫会長)で、「ごみ処理費用の20~30%を市民が負担することが適当」との答申案がまとまったことで、市の方針が固まった。

 答申案によると、ごみ袋は「可燃ゴミ用」と「不燃ゴミ用」の2種類で、値段は▽45リットル用60~90円▽30リットル用40~60円▽15リットル用20~30円--を想定している。リサイクルごみは従来通り無料で収集するという。

 05年度の青森市のごみ排出量は1日1人当たり1353グラムで、全国平均の1131グラムを上回っている。一方で、リサイクル率は全国平均19%の半分以下の8・81%にとどまっている。この現状を受け、市は今春、審議会に有料化を諮問していた。市清掃管理課は「リサイクルやごみの分別に対する市民の意識が低い。強制的に手数料を課すことで意識向上の入り口になると思う」と話している。

 県環境政策課によると、家庭ごみの有料処理を実施しているのは16市町村。黒石市は来年1月からの有料化が決まっており、平川市も来年4月の実施を目指している。【喜浦遊】

毎日新聞 2007年10月5日

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