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初防衛戦の一夜明け、自転車で宮田ジムに到着した内藤は報道陣のリクエストでベルトを肩にサドルに乗った [写真を拡大]
WBC世界フライ級王者・内藤大助(33)=宮田=は12日、初防衛から一夜明けても怒りが収まらなかった。挑戦者の亀田大毅(18)=協栄=の反則行為など亀田家の一連の無法行為に、ジムの宮田博行会長(40)とともに、JBC(日本ボクシングコミッション)に対して調査要望書を提出する意向を示した。
内藤によれば、受けた反則はサミング(目つぶし)、首絞め、頭突き、太もも攻撃、投げ技…。「反則のオンパレードですよ。怒りもあるけど、言いたいのはクリーンな試合をやろうよ、ということ。マネをする選手が出てきたらどうするの? 金もうけもできるし、バレなければ反則をしてもいいなんてことを世間に認めてほしくない」
さらに試合開始直前のリング上で亀田史郎トレーナーが、内藤と宮田会長を威嚇したことにも「何や、ワレー!みたいにオヤジさんがオレを脅すのはおかしいし、実際怖かった。(家は近所なので)怖くてロードワークもできないじゃないですか」とユーモアも交えながらも切実に訴えた。宮田会長は「サミングや投げ技は選手生命にかかわることで軽く見てほしくない。コミッションに申し入れて、亀田家には謝罪を求めたい」と話した。
◆亀田陣営への抗議電話殺到 JBCには朝から亀田陣営に対して「度が過ぎる」などの抗議の電話が殺到。安河内事務局長は「7~8回線ありますが、ずっと電話が鳴りっぱなしでした」と説明した。不登校の息子を持つ父親から「いじめられっ子だった内藤選手の勝つ姿を見て息子が学校へ行きました」と涙声での感謝の報告もあったという。それを聞いた内藤は「僕も皆さんから勇気をもらったから勝つことができました」としみじみ。
(2007年10月13日06時03分 スポーツ報知)