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「我が子がフリーター」悩み聞く パソナが保護者相談会
フリーターの子供を持つ親の悩みに答えようと、人材派遣大手のパソナが保護者を対象にした無料の説明会・相談会を初めて開催する。最近の就職状況について説明するとともに、子供に早く定職に就いてもらいたいが、相談会では、どう接していいか分からないなど、さまざまな悩みに個別に相談に応じるという。
景気回復で新卒者の雇用環境は急速に改善したが、「就職氷河期」に就職できず、アルバイトなどとして働いているフリーターは多く、厚生労働省によると、15〜34歳のフリーターは187万人。とくに年齢が上がるほど正社員としての就職は難しく、年長フリーターの固定化が懸念されている。
こうしたなか、若者の就労支援事業を行っているパソナは、フリーターの保護者を対象にした説明会・相談会を企画。これまでフリーター向けの就職支援事業「仕事大学校」の説明会には、親子そろって参加することができたが、親など保護者だけを対象にしたものは今回が初めて。
説明会では、最近の就職状況や、あえて定職に就こうとしない若者の多様な価値観などについて理解してもらうほか、個別の相談会では、「子供と一緒では聞きにくいような、さまざまな悩みに答え、親の不安を軽減したい」(広報企画部)としている。
説明会・相談会は今月16、23日の2回で、東京・大手町のパソナ本社で開催(午後1時半〜4時)。問い合わせは同社仕事大学校担当(電)03・6734・1070。