


|

|
10月13日のながさきニュース
|
長崎新聞
|

|
12月17日以降にミサイル発射試験 海自佐世保こんごう
防衛省は十二日、海上自衛隊佐世保基地配備のイージス艦こんごう(七、二五〇トン)が十二月十七日からの週、北朝鮮などの弾道ミサイルに対処する海上配備型迎撃ミサイル(SM3)の発射試験をハワイ沖で実施すると、発表した。
今年三月に埼玉県の航空自衛隊入間基地に初めて配備された地対空誘導弾パトリオット(PAC3)と合わせ、日本のミサイル防衛(MD)体制の整備が大きく進む。
同省によると、ハワイの米軍基地でSM3一発を積み込み、米軍が弾道ミサイルに見立てて打ち上げた標的を大気圏外で迎撃する。迎撃が失敗した場合でも、新しいイージスシステム全体の有効性が認められれば、試験後、現地でSM3を搭載し帰国する。
SM3は米軍がイージス艦に実戦配備している最新型のブロック1A(一発約二十億円)。同省はこんごうへの搭載数は公表していない。
発射試験に先立ち、こんごうは十一月上旬、ハワイ沖で米イージス艦によるSM3発射試験に参加、米軍の標的を追尾・捕捉する訓練をする。
日本のMD計画は洋上のイージス艦がSM3を発射して弾道ミサイルを迎撃、撃ち漏らした場合に地上配備のPAC3が狙い撃つ二段構え。
同省はこれまでに、こんごうへのSM3搭載費として総額四百十二億円を予算化。こんごうは三菱重工長崎造船所(長崎市)で改修後、佐世保を四日出航していた。佐世保基地配備の同型艦ちょうかいも改修工事中。
|
|

|

|