女性医師働ける環境を/部会発足 復職へ取り組み
女性医師が子育てと仕事を両立できる職場づくりを目指そうと、県内の女性医師らがこのほど、県医師会女性医師部会を結成した。二十日には「頑張ろう!女性医師」をテーマに、那覇市のホテルロイヤルオリオンで午後六時から第一回県女性医師フォーラムを開く。同会の依光たみ枝会長は「働きやすい環境をつくるために、ぜひ休職している人に参加してほしい」と呼び掛けている。
女性医師は、二〇〇〇年から国家試験の合格率が三割を超えるが、結婚や子育てのために離職するケースもあるという。
県医師会は会員約二千二百人中女性は約三百人。同会によると、子育てなどで休職している女性医師が五十人以上いる。
休職者は県医師会の名簿に記載されてないため、女性医師部会は、県内の病院で働きたい女性医師の名簿作りに取り組んでおり、勤務時間の見直しや当直勤務をなくすなど女性が働きやすい環境づくりを目指している。
十一日に仲井真弘多知事を表敬訪問した依光会長は「足りない医師の数も補えるよう、再教育する場も設けたい」と意気込んでいる。問い合わせは県医師会、電話098(877)0666。
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