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亀田セコンド史郎氏、股間狙うよう指示したとみられる声

2007年10月12日

 日本ボクシングコミッション(JBC)は12日、11日に行われた世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチで反則を繰り返した亀田大毅選手(18)=協栄=と、セコンドについた父の史郎トレーナーに対する処分を、15日に開く倫理委員会で検討することを決めた。

 試合で、王者の内藤大助選手(33)=宮田=に大差の判定で敗れた亀田選手は、最終12ラウンドにレスリング行為で減点処分を受けたほか、頭突きや太ももをたたくなどの反則を繰り返した。JBCの安河内剛事務局長は「故意の反則などはファイトマネーの没収などの処罰が下される可能性がある」と話した。内藤選手が倫理委員会に先立ち、自ら受けた反則内容を文書でJBCに提出する予定にもなっている。

 また、放映されたテレビには、セコンドの史郎トレーナーが内藤選手の股間を狙うよう指示したとみられる声が拾われており、JBCは事実関係を調べている。安河内事務局長は「セコンドが故意の反則を指示したとすれば、極めて悪質。事実なら、ライセンスの停止や剥奪(はくだつ)もあり得る」と厳格な姿勢を見せている。 JBCの動きについて、史郎トレーナーは協栄ジムを通じて「大毅の反則行為は故意ではありません。若さ、精神的な未熟さが出た結果」などとするコメントを出した。

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