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【スポーツ】亀田家 ボクシング界追放? オヤジ・史郎氏は“厳罰”必至2007年10月13日 紙面から 亀田家がボクシング界から追放!? 初防衛に成功したWBC世界フライ級王者・内藤大助(33)が12日、反則行為を連発した亀田家二男・大毅(18)=協栄=、反則の指示をしたとみなされるトレーナーの父史郎氏に対して怒りを爆発。何らかの処分を下すよう、所属する宮田ジムとともに日本ボクシングコミッション(JBC)に要望書を提出する意向を明かした。JBC側も15日に世界戦のビデオを検証する方針で、反則の指示が明白になれば、以前、乱闘騒動などでJBCから厳重勧告を受けている史郎氏はセコンドライセンス停止の重い処分が下されるのは決定的だ。 亀田家がピンチに立たされた。後味の悪さが残った世界戦で勃発(ぼっぱつ)した亀田家騒動。今回はただでは済まされない状況だ。JBCの安河内事務局長は「(内藤側から)反則のクレーム。アピールがあった。しっかりと対応していきたい」と、反則を犯した大毅、そして反則を指示したとされる史郎氏に何らかのペナルティーを与えることを示唆。安河内事務局長を含む5人の関係者が15日に集まり、内藤×大毅戦のビデオを検証するという。 問題の場面は多々ある。まずは両陣営がリング中央に集まる試合直前のレフェリーチェック。ここで、史郎氏は内藤や宮田会長に威嚇ともみえる行動。さらに、大毅の反則が頻繁に見られるようになった4R以降のセコンドの様子等だ。一部では史郎氏と一緒に元世界王者の兄興毅までも「ヒジで目を狙え」と反則行為を促したという声も上がっているだけに、安河内事務局長は「亀田側にも事情聴取をする。早めに対応したい」と話し、早ければ15日にも処分が決定する。 処分の内容は不明だが、大毅に至っては「故意の反則、悪質なルール違反等をしたボクサー」の規約に基づいて、ファイトマネーの没収、3カ月、半年、1年、無期限はく奪のいずれかのライセンス停止処分は免れそうにない。そして、問題は父史郎氏。史郎氏は以前にも大毅の判定結果をめぐって会場で乱闘する観客に加勢したとみなされて厳重注意。さらに判定に不満を抱きレフェリーに言い掛かりをつけて厳重勧告処分をJBCから下されている。3度目の騒動となった今回。「処分を前提とした委員会になる」(安河内事務局長)と、ビデオ検証で史郎氏の“反則指示”が確認できれば、これは、もう、大問題。それ相応の処分が下され、最悪の場合、セコンドライセンスの無期限停止が適用される可能性もある。 この日、亀田兄弟が所属する協栄ジムは25日に横浜パシフィコで予定していた兄興毅のノンタイトル10回戦の中止を発表。協栄側は「試合まで2週間を切って相手が決まらなかった」としているが、亀田家崩壊の予感すら漂ってきた。
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