2007年09月13日 更新

【BOX】内藤“銭闘”勝利!ファイトマネー倍増1000万円

 「亀田3兄弟」の二男・大毅(18)の挑戦を受ける、王者・内藤大助(33)が12日までに、所属ジムの宮田博行会長(40)とのファイトマネー交渉で合意に達した。タイトルマッチ決定後、宮田ジムが提示した金額は500万円(金額はいずれも推定)だったが、粘り強い交渉で倍増の約1000万円を勝ち取った。

 モチベーションが急上昇した内藤は「いろいろ意見を言って、結果として納得できる額になった」。夫婦共働きで月収12万円の厳しい生活を送る王者が、初めて報酬で大台を突破し、満面の笑みを浮かべた。

 当初は、興行が赤字になるなどとして、ジム側は約500万円プラスチケット売り上げの歩合制を提示した。だが、この額に不満を示した王者は、第三者を立てるなどして、2度目の交渉を行い、“銭闘”に勝利した。約1億円ともいわれる大毅の報酬に比べれば、10分の1程度。それでも、内藤は「これで試合に向けた練習に集中できる。使い道? 今まで世話になった両親、家族のために使いたい」と納得してリングへ立つ。

(伊藤隆)

WBC世界フライ級タイトルマッチ
(10月11日、有明コロシアム)



内藤大助
(宮田、33)
35戦31勝
(20KO)
2敗2分け
12

亀田大毅
(協栄、18)
10戦10勝
(7KO)


15