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不法な臓器移植 容疑の邦人逮捕 中国・瀋陽

2007年10月13日

 中国での日本人に対する臓器移植を巡り、日本人男性1人が移植に不法にかかわり、贈賄行為をしていたなどの疑いで遼寧省瀋陽市の捜査当局に逮捕されていたことが分かった。関係者によると、この男性は日本人の移植手術の付き添いなどをしていた組織の代表で9月中旬に上海で拘束され、瀋陽に移送されたという。同当局は中国人を含む複数の容疑者の拘束も視野に入れ、捜査を進めている模様だ。

 中国では日本に比べて移植を待つ期間が短いため、多数の日本人が腎臓などの移植を受けていた。しかし、中国政府は昨年から外国人に対する移植への制限を強化。今年5月には臓器売買を禁じる臓器移植法を施行するなどして、管理を強めていた。

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