ここから本文です。現在の位置は トップ > エンターテインメント > スポーツ > 亀田、内藤 因縁の戦い 写真一覧です。

写真一覧

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録
この記事を印刷
印刷

ボクシング:王者・内藤が実力差見せつける 「亀田は全然弱かった」

クリックすると次のページに移動します
十二回、内藤(手前)の股下に手を入れてを投げ飛ばそうとする亀田大=東京・有明コロシアムで2007年10月11日、長谷川直亮撮影
もっと見たい方は↑写真↑をクリック!

 因縁の対決は、内藤が実力の違いを見せつけた。亀田大とその父史郎トレーナーから「ゴキブリ」呼ばわりされるなど、試合前の舌戦では防戦を強いられたが、リングでは15歳年下の挑戦者を寄せ付けなかった。

 序盤は突進してくる亀田大をさばきながら、右フック、左ボディーフックがヒット。ガードを固めた相手に左右連打を浴びせ、ポイントを積み重ねた。互いに反則で減点を受けるなど、頭をぶつけ合うラフファイトだったが、内藤の勝利は明白だった。試合後は「(前王者の)ポンサクレックに比べて、亀田は全然弱かった」と振り返った。

 「亀田を倒すことが国民の期待と思う」。この試合が決まった後、内藤はこう語り、試合ポスターにも「国民の期待に応えます!」と記した。「外国人相手に圧勝続きの亀田の実力が、僕と戦って初めて分かる」と、“アンチ亀田”ファンの期待を一身に背負った。いや、ファンだけではない。スパーリングパートナーをWBAスーパーフライ級前王者の名城信男(六島)ら国内有力選手が務めてくれた。亀田一家の傍若無人な言動などに対する国内選手の反感と、自身への応援を肌で感じていた。

 「自分のキャリアの中で一番注目される試合」という重圧もあったが、7月に17連続防衛中だったポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)を降して奪った王座を、「温室育ち」の挑戦者に奪われるわけにはいかなかった。タイトルだけでなく、「ボクサーの尊厳」も守り抜いた。

 一方、初黒星を喫した亀田大。「負けたら切腹する。おれのパンチは宇宙一や」と言い放った自信は、砕かれた。ボクシングの才能は兄興毅や弟和毅より劣り、アマチュア時代は「亀田家の劣等生」と評されながら、1日約7時間の猛練習と巧みなマッチメークにより、プロデビューから1年余りで世界ランカーに成長。だが、世界戦の舞台は甘くなかった。

 ガードを固めて前進するだけの単調な攻撃は、技術不足が明白だった。【来住哲司】

 2007年10月11日

写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
 

おすすめ情報