アメリカ議会の下院外交委員会が90年以上前のアルメニア人の虐殺を取り上げ、当時のオスマン・トルコ帝国を非難する決議案を採択しました。賛成27、反対21の僅差ではありましたが、可決は可決です。 【ワシントン=古森義久】米国下院外交委員会は10日、90年以上前のアルメニア人虐殺に関して当時のオスマン・トルコ帝国を非難する決議案を27対21の僅差で可決した。米国、トルコ両政府とも同決議案は両国関係を傷つけ、米国のイラクでの軍事活動にまで支障を及ぼすとして強く反対しており、米国が中東戦略で頼りにするトルコとの同盟関係を緊迫させる見通しとなった。 決議案を審議する下院外交委員会(トム・ラントス委員長)が10日午後、開いた公聴会はアルメニア系、トルコ系の関係者らで満席となり、テレビ傍聴の別室まで満員となって熱気を高めた。 決議案は1915年から数年間に起きたアルメニア人大量虐殺を公式に「ジェノサイド」(事前に計画された集団的虐殺)と呼び、その悲劇への理解などを米国の外交政策に反映させるという内容だが、虐殺をオスマン・トルコ帝国の全責任とし、犠牲者150万として「ジェノサイド」と断じる点などに対しトルコ政府が激しく反対している。 トルコ政府が「事実の一方的解釈」と非難する点で同決議案は日本糾弾の慰安婦決議にも類似する。 トルコ政府は「いわゆるアルメニア虐殺の実態は不明確な部分も多く、ジェノサイドとは呼べず、決議採択はトルコ国民を激怒させて、トルコ・米国関係に重大な打撃を与える」として反対し、エルドアン首相が5日、ブッシュ大統領に電話して議会に抑制を求めることを要請した。同大統領も10日朝の会見で「決議案採択はNATO(北大西洋条約機構)、そして対テロ国際闘争での枢要同盟国との関係を傷つける」として改めて反対を述べたばかりだった。 米国はイラクでの軍事活動に必要な機材や物資の7割以上をトルコ領内のインジルリク基地などを経由して運んでいる。トルコ側では同決議案への反発が激しく、外相や議員団をワシントンに送って、採択された場合は同基地を使用禁止にする意図までを示唆してきた。こうしたトルコの官民の激烈な反応は慰安婦決議案への日本側の対応とは対照を描いてきた。 同外交委員会の審議では委員長のラントス議員(民主党)が「大虐殺は非難されねばならない。トルコとの関係は確かに重要だ。だが日本の慰安婦決議案の審議でも、『これを通せば日米関係に重大な結果が起きる』と警告があったが、なにも起きなかった」と賛成論を述べた。これに対しダン・バートン議員(共和党)らは「現在のトルコの政府も国民もこの虐殺への責任はなく、トルコはいまイラクだけでなく中東全域への米国の対応で最も頼りになる同盟国だ」と述べ、同決議案に反対を表明した。 外交委員会で可決された不拘束の同決議案は次に下院本会議にかけられる。だが委員会レベルでの採択でもトルコ側は官民で激しく反発することが必至となった。
この決議案にはトルコが国をあげて反対しています。
事実関係も曖昧だし、いまアメリカがこの歴史的事件を単にトルコ側による「ジェノサイド」(大量虐殺)と断じれば、せっかくのトルコとアルメニアとの和解も吹き飛んでしまう、というのです。
そしてトルコはアメリカ議会が本会議でこの決議案を無理にでも通すのならば、、いまイラクでの米軍の活動に不可欠となっているトルコ領内の軍事基地の使用までも拒む、と示唆するのです。
トルコはかつてフランスの議会が「アルメニア虐殺を否定することを禁じる」という法的措置をとったことに反発して、フランスとの一切の軍事関係を断絶しました。それほど強い反発をみせたのです。今回ももしアメリカ議会が強硬に出れば、トルコ当局はフランスに対して以上に強く抗議行動を取ることを示唆しています。
外国で起きた遠い過去の案件を持ち出してきて、いまの外国の政府を責めるというのは、アメリカ側が日本の慰安婦に関してとった行動と同じです。しかし日本側は強く反発することはしませんでした。
ところがトルコの反応は違うのです。
強硬な反発なのです。
日本とはずいぶんと異なります。
さあ、どうなるか、注視せざるをえません。
ではこの「アルメニア虐殺」非難決議の可決からお知らせしましょう。
産経新聞10月12日朝刊の記事です。
米下院外交委 僅差で「トルコ非難決議」を可決
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http://komoriy.iza.ne.jp/blog/trackback/341199
2007/10/12 18:16
ラントスたちは、このように同盟国を敵に回して何がしたいんでしょうか? 「正義病」というやつ?
昔、カーターが韓国の朴政権を非難し、在韓米軍を引き上げるとか言って、自分だけ悦に入っていたあの病気が出たんでしょうか?
別名「お花畑病」 「自分だけは良い子ちゃんになりたがり病」とも言いますが。 理解不能です。
2007/10/12 19:02
本当にやってしまったのですね。
アメリカはトルコに何の恨みがあるんでしょうね? 第一次大戦以降、トルコは忠実で、重要な同盟国だったのに。 ある意味、慰安婦決議以上に異常な感覚です。
結局アメリカの議員も国益よりは、自分の選挙なのでしょうか? そしてアルメニア系アメリカ人にとって重要なのは、アメリカの安全やアメリカ兵の生命よりも、自分の先祖の恨みの方が大切なのですね。
これを見ていると、他民族国家として外国人を受け入れる事は、本当に大変だと思います。
アルメニア系だけなく、韓国系、中国系、ユダヤ系の人々にとっては、アメリカ国籍はアメリカに寄生して、食いつぶす為の手段のようです。
アメリカのような超大国ならぬ国が、こんな物を抱え込んだら、あっという間に破滅するんじゃないかと思います。
それにしてもアルメニア系以外のアメリカ人は、これをどう思っているのか知りたいものです。
2007/10/12 19:20
2007/10/12 19:23
米国は、文化程度が低いのです。トルコの方たちは日本国に対して好意を持つおかたが多いそうです。
日露戦争に日本国が勝利したことが、日本国びいきの一因になっているようです?。
自民党の議員有志が米国の新聞に『慰安婦決議』に対して歴史的な認識の誤謬があるとの意見広告をだしました。しかし、米国メディアの反応はあまり好意的ではなかったと認識しています。
今回のトルコ政府の怒りは、本物ですね。米国との友好的な軍事関係は絶たれることになりそうです。
「事実」とそれに対しての「人の認識する真実」は異なります。ですから、事実認識程難しいものはないともいえます。
その国で起きた事について、他国がその国の議会で非難決議をしたとすれば、それだけで戦争が始まることにもなります。第二次世界大戦と日本国との関係についても歴史認識の課題でしょう。
トルコ政府の取り組みについて、日本国の私たちも注視していくことが必要だと思います。
2007/10/12 19:35
これはアメリカの国力のスパイラルな低下を招くのでは?。国力の中で、古森氏が言ったように定量的に示すことは、全く不可能な部分です。さて、今回のアメリカの決定は重大な帰結を早くももたらすかもしれませんね。トルコによるイラク領内クルド征伐です。
ttp://www.tkfd.or.jp/blog/sasaki/
これまで長い間、トルコ国内で問題になってきた、クルド労働党(PKK)に対する対応をめぐり、トルコ国内では「軍事侵攻を決断すべきだ」という声が高まっている。トルコ側の主張によれば、クルド労働党のゲリラがイラク北部のクルド地区に拠点を持ち、トルコ側に越境してはイラク側に逃げ込む、ということを繰り返してきているというのだ。その結果、トルコの南東部地域では、PKKとトルコ軍が戦闘を展開し、トルコ住民もテロの対象になっている。トルコ側には、毎週のように犠牲者が出ていることから、トルコ政府に対し、国民と軍部から「断固とした対応を採るべきだ」という声が高まっている。これに対し、トルコ政府はPKK問題を、できるだけ穏便に解決していきたいと考え、トルコ軍の北イラクへの軍事侵攻を認めてこなかった。トルコ政府は、アメリカに対しPKKを放置しないこと、PKKに対して武器を供与しないことなどを要求し、同時にクルド政府とイラク政府に対してもPKKに対する対応を強く求めてきた。しかし、アメリカ政府やクルド政府、イラク政府の、PKKに対する対応は不十分で、トルコ側の被害が拡大し続けている。このため、トルコの愛国党MHPは、「しかるべき強硬な措置をとるべきだ」と主張し、「与党AKPの対話路線は成功していない」と非難を寄せている。・・・
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こりゃイラクが大混乱するかもしれませんねえ。トルコ人は、アメリカが国内のアルメニア人を抑えられないんなら、人口8000万のトルコだって抑えられまいと舐めてかかるかもしれません。中東が混乱すると、東アジアでは、さらにアメリカがペコペコするのは間違いないでしょう。アメリカの日本への要求をいちいちまともに受け取るのは馬鹿馬鹿しいと確信させる一件ですね。
2007/10/12 19:48
この様な愚かしい決議に賛同する議員が議会の多数派を占めるとは、アメリカも国として完全に終わってますね。
もし可能ならば、日本の国会でもアメリカに対して「ネイティブアメリカンの虐殺非難決議」とか、「かつての黒人奴隷への差別/虐待非難決議」でも行なえば、この様な行いがどれ程愚かしく、また非難対象の当事国を逆上させるか、少しは理解してもらえるでしょうか。
あ、理解する前に、日本がボコボコにされているかも知れませんね。
2007/10/12 21:04
この件では個人的にはトルコを全面的に応援したい。
日露戦争での日本の勝利を我がことのように喜んだトルコ。1890年9月のエルトゥールル号事件の恩を忘れず、1985年3月にテヘランから215人の邦人を旅客機で救って恩返しした国民性。
もっと大事なことは、100年前のエルトゥールル号事件を今でも教科書で教えていて、子供でも知っているという事実。そして親日国です。
アメリカは大事な同盟国を次々と怒らせてどうするんでしょうか?。国益より議員個人の利益が優先する国なんでしょうか。反省して「取り消せ!」と言いたい。
日本も慰安婦決議に対抗して「原爆非難決議」を議員有志でどうどうとやったら良いのです。日本人は怒っていることをハッキリアピールする必要があります。
2007/10/12 21:39
前のエントリーでも書きましたが
米議会の自殺行為
トルコはイスラムでも唯一、NATO加盟国
米議会が自ら反米の火を点けているとしか思えません
日本はトルコと違い、歴史問題を重視したり、問題と考える人間が余りいないようですが・・・
日本国内の冤罪裁判ではあれだけ大騒ぎするマスコミも殆ど報道しません
これは国際的な冤罪事件だと言うのに
慰安婦、南京、マニラ、マルタ部隊、沖縄集団自決など冤罪には事欠きません
マスコミは冤罪を告発するどころか自ら作り宣伝さえしています
日本の政治家も否定どころか沈黙を守り圧力に屈し相手の言い分を認めてしまいます
これでは将来、子供達に事実を語っても、逆に嘘吐き呼ばわりされるだけでしょうね
今でさえ、そうなんですから・・・
2007/10/12 21:45
>>日本の慰安婦決議案の審議でも、『これを通せば日米関係に重大な結果が起きる』と警告があったが、なにも起きなかった。
5ヶ月以内に起こることでなければ2つの事象間に因果関係はないと思ってるんですね。こんな想像力の足りない人が外交委員長ですか。半年後にトルコの米軍基地不使用の沙汰が降りても、すぐに起きなかったのだから決議とは無関係というのでしょうか。
トルコは直ちに駐米大使を召還しましたが、これもなにも起きていないことにされるのでしょうか。米民主党も変な人間を下院外交委員長に据えてしまいましたね。それとも、クリントンが大統領になって、政府全体がそうなることの前触れでしょうか。
2007/10/12 21:46
アルメニア人以外のアメリカ人と言えば、大半がそうですが、うちの女房です。「この外交委の機能を制限すべき」と言っていますね。「アメリカの国益に反する決議」とも。ウチのも、インスリック空軍基地へよく飛ぶ。トルコ人は信頼出来る民族とも、、わしが、対話しているDCの弁護士は「この決議が、今、起きている国際問題を改善するのか?」と怒っていた。伊勢
2007/10/12 22:06
Slapping a genocide tag on one of America's strongest Muslim allies?
トルコ政府と、その一致団結した国民の、米下院外交委・アルメニア・ジェノサイド決議への許否は、ヨーロッパにも波紋を投げている。さらに、ロシア・インドもアメリカから遠ざかる。つまり、アメリカは、ラントス・ぺロシの横暴を放置すれば孤立する。最も、今、心胆寒からしめているの者は、クルド独立運動だ。トルコの保守派は我慢の限界へ来ている。トルコ軍は国内・国外(イラク領内)のクルド人を一掃する。この際、日本の陸自も、特アを一掃してはどうか? 伊勢
2007/10/12 22:44
古森記者、確かに今朝の新聞で拝見していましたが、いまさらのようにトルコの官民挙げての反発はすごいものだと思いました。
この件に関する見解は、上の方の意見と同じようなものです。
歴史に"if"は禁物ですが、もし日本(の安倍首相)がベロシおよびラントスの「慰安婦非難決議案」に猛反対しておれば…、
日本人の大半は拍手を送り「参院選」は自民の大勝に終わる→インド洋での海自給油のための「特措法」は11月1日で打ち切り→日本は独自の判断をせざるを得ない羽目になり、「憲法改正案」が通過→三年ほどかけて自分の身は自分で守る気概が生まれ、"攻撃は最大の防御なり”の名のもと必要な軍備を行う→具体的には核兵器を整備し、原子力潜水艦を建造し、ミサイルネットワークを(攻撃および防御力)備え、偵察衛星を打ち上げ、空中給油のできる戦闘爆撃機を持つ→八年から十年目に日本の反撃力を恐れ、中国は靖国参拝反対などの内政干渉をやめ、南朝鮮は反日教育を止め、北朝鮮は即座に拉致していた日本人を還してくる(ご家族の皆さん、元気でいてくださいね)→結局そのありさまを見たアメリカの要請により、対等な同盟を結ぶことになる。
トルコの万分の一でもいいから、わが日本の為政者にその気概があったらなあ…。やっぱり、夢かーぁ。
2007/10/12 23:08
古森様、いつもお世話になります。
上に書かれたjess-kunさんの様な、ある意味、良い夢ではなく、
悪夢として想像してしまうことがあります。
先の「慰安婦決議」に対する、日本の不満を表明する為に、
「テロ特措法」に反対しているのだ、等と言うことを
小沢支持者が言い出さないか、と言う悪夢です。
トルコの対応が功を奏しそうになった時に、
こんな事を言い出す嘘つきが、必ず出てきそうで、うなされます。
2007/10/12 23:36
To RAMさん
>先の「慰安婦決議」に対する、日本の不満を表明する為に、
>「テロ特措法」に反対しているのだ、等と言うことを
>小沢支持者が言い出さないか、と言う悪夢です。
>トルコの対応が功を奏しそうになった時に、
>こんな事を言い出す嘘つきが、必ず出てきそうで、うなされます。
あ~安倍内閣の駐米大使の話は嘘だったんだ。まあトップが安倍だから何も驚きもしないけどね(笑)↓
加藤良三駐米大使が下院のナンシー・ペロシ議長ら議員数人に対し慰安婦決議案への反対を改めて訴え、もし下院本会議で採択されれば「ほぼ間違いなく日米両国間の深い友好、緊密な信頼、そして広範囲の協力に長期の有害な効果を及ぼす」と警告した、と報道した。
2007/10/12 23:50
JESS-KUNさん
わし、アメリカ40年と4ヶ月になる。まあ、ず~と、一箇所にいたわけでないが、アメリカは、そのデモグラフも、人種分布も、ミックス度も、収入層の変化も、イデオロギーまでも、ずいぶんと変わった。輝かしい科学技術の進歩だけでないのね。一方で、民度の後退が見られる。べ戦反対の70年代が平和に見えるぐらいですわ。
今のアメリカの問題を聞かれたら、第一に「保革分裂」、次に「物質を追求するあまりに、指導者の責任を忘れた」、第三に「無知が増えた」と答えたい。つまり、第二次大戦直後の、UNITED STATESではない状態ですね。
あなたの呈した本題から外れたが、本当に、日本の為政者に、日本人の気概を持って貰いたいものだ。まず、臆病を直さないといけない。日本民族は古代から頑健な民族です。あなた方、若い人に期待する次第です。伊勢
2007/10/13 00:01
To identificationさん
>To RAMさん
>>先の「慰安婦決議」に対する、日本の不満を表明する為に、
>>「テロ特措法」に反対しているのだ、等と言うことを
>>小沢支持者が言い出さないか、と言う悪夢です。
>>トルコの対応が功を奏しそうになった時に、
>>こんな事を言い出す嘘つきが、必ず出てきそうで、うなされます。
>
>あ~安倍内閣の駐米大使の話は嘘だったんだ。まあトップが安倍だから何も驚きもしないけどね(笑)↓
>
> 加藤良三駐米大使が下院のナンシー・ペロシ議長ら議員数人に対し慰安婦決議案への反対を改めて訴え、もし下院本会議で採択されれば「ほぼ間違いなく日米両国間の深い友好、緊密な信頼、そして広範囲の協力に長期の有害な効果を及ぼす」と警告した、と報道した。
>
*失礼しました。私の文章の主語を省略した部分で、関係のない名前が出てきていますね。
「小沢氏が」と言うのを「テロ特措法」に反対しているのだ…の文の主語としてお読みください。
あえて、意図的な曲解をされているとは思いたくありませんので、よろしくお願い申し上げます。
2007/10/13 00:31
To identificationさん
> 加藤良三駐米大使が下院のナンシー・ペロシ議長ら議員数人に対し慰安婦決議案への反対を改めて訴え、もし下院本会議で採択されれば「ほぼ間違いなく日米両国間の深い友好、緊密な信頼、そして広範囲の協力に長期の有害な効果を及ぼす」と警告した、と報道した。<
加藤良三駐米大使は、政権の凋落を予告したのでしょうか…。
"桐一葉" おちるは政権凋落の兆し 散り果てて挽歌となり 積もっては悲運を奏でる
「アメリカの皆さん、政争の実相は、今日米の政界にとって、まさに“桐一葉”の機なのです。 アメリカ下院の慰安婦非難決議が、枯れた桐の葉の揺落を象徴しているのです。悲しいことですが事実となるでしょう。」
2007/10/13 01:49
venomさん
ラントス議員ら民主党側には、トルコを激怒させて、ブッシュ政権を困らせるという党派政治の計算があることも、確実でしょう。
ただし、彼等はそれを絶対に公言はせず、あくまで「虐殺は非難されねばならない」という大義名分を語るに留まるでしょうが。
いまのアメリカの外交に党派の争いが深く入ってきたことの例証です。
ただしこれをもって「アメリカの凋落」というのも、ちょっと見当違いです。
2007/10/13 02:19
jess-kunさん
>トルコの万分の一でもいいから、わが日本の為政者にその気概があったらなあ…。やっぱり、夢かーぁ。
私も同じ夢を見ました。もう少し長い夢でした。「連合国」憲章の敵国条項を発動した米中連合軍が金正日にテポドンで日本攻撃を命じ、喜び勇んだGeneral Kimが…。
そこで目が覚めました。
2007/10/13 03:04
わが日本にはまず無理な対応でしょうねー。なぜか。日本独自で他国を攻撃できないからです。やはり外交にも軍事力は大きな影響をもつのです。でも日本は・・・。日本人に国を守る気概がない。軍事、軍事力に極端なアレルギーとも言える反応を示す。究極的に国家の安定よりも自己のお金を優先する。などなど。これではどんな為政者とてそんな気概はもてないでしょうね。いみじくも7月の参議院選挙でそのことが露呈したわけです。為政者を情けなく思う前に国民が覚醒しないことには、どうにもならないことかもしれません。
伊豆見元氏をたしなめる [島田洋一 blog (Yoichi Shimada)]
下記ニュースがその通りとすれば、政府がまた、“アメと無知”の河野外交の愚を繰り返そうとしているようだ。 イザ!ニュースより 07.10.12 北に人道支援検討 拉致再調査を条件 政府は11日、北朝鮮が日本人…
by izamurasaki
慰安婦決議への日本の対応とは…