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2007/10/11 19:53 KST
「核兵器持つ意思ない」金総書記が首脳会談で発言


【ソウル11日聯合】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が、南北首脳会談の席で「核兵器を持つ意思はない。(金日成(キム・イルソン)主席の)遺訓だ」「6カ国協議には誠実に臨む。協議は必ず成功させる」などと発言していたことがわかった。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が11日、青瓦台(大統領府)で行われた担当記者団との懇談会で明らかにしたもの。

 盧大統領によると、6カ国協議の進展について互いに肯定的な意見を交わしている中で、金総書記が核問題について触れ、非核化の意志を表明した。金総書記は特に、「米国の姿勢についても肯定的に評価している。今回は米国が誠意を見せたようだ」などと述べたという。

 盧大統領はただ、実務者らの間では文言を調整する過程で、「朝鮮半島の非核化宣言を再確認する」との表現を含めるかどうかで議論があったようだとし、北朝鮮側は2005年9月の6カ国協議共同宣言にすべて盛り込まれているのに、韓国側が核問題に介入することに心情的な拒否感を持っていると説明した。このため首脳宣言は共同宣言を引用したものであり、文章が短いからと内容がないわけではないと強調した。