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海外ロケットで打ち上げ 「はやぶさ」の後継機
宇宙航空研究開発機構の立川敬二理事長は11日の記者会見で、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機について「ミッションの一部を(国際協力で)持ち寄ったらいいが、衛星は日本主体で作りたい。経費削減には打ち上げを海外にやってもらう方がいい」と述べ、国産ロケットでの打ち上げは断念する考えを示した。
はやぶさ後継機は米国などとの国際協力を前提に検討中だが「簡単に協力してくれるところはない」(宇宙機構関係者)との指摘もあり、先行きは楽観できない情勢。
はやぶさは小惑星「イトカワ」への着陸と離陸を果たし、現在、地球を目指し飛行している。
また、理事長は「国際宇宙ステーションの次は月(の有人探査)もある」と述べ、新たな宇宙飛行士採用を検討する意向を示した。採用時期や人数は未定で、ステーションの長期滞在には現在の飛行士を充てる。