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カメ、特急とめる 分岐に挟まり2本運休 長崎

2007年10月12日21時43分

 12日午前10時5分ごろ、長崎県諫早市のJR長崎線湯江駅構内の線路の分岐にカメ(体長約25センチ、厚さ約5センチ)がはさまり、分岐が作動しなくなった。この影響で、上下線で特急2本が肥前山口―博多間で部分運休し、特急3本に最大46分の遅れが出た。

 JR九州長崎支社によると、駅を発車しようとした特急の運転士が、赤信号が変わらないことを不審に思い、分岐を確認。レールのすき間にはさまって動けなくなっているカメを見つけた。カメは約45分後に助け出されたが、間もなく死に、補修作業員らが線路の近くに埋めた。

 カメは駅のすぐそばを流れる川から上陸してきたとみられる。同支社広報は「こんな事故は初めて。カメが二度とはさまらないよう、何らかの対応をしたいが、どうしたらいいのか」と話している。

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