最新記事のRSS

9月の第2回週間市民記者賞を発表します!

受賞者には特別原稿料1万円を進呈

OhmyNews編集部(2007-09-21 21:30)
Yahoo!ブックマークに登録 newsing it! この記事をchoixに投稿
 オーマイニュース編集部から、9月の第2回週間市民記者賞の発表です。

 今回の週間市民記者賞は9月8日から9月15日掲載分を対象とし、週間賞を受賞した記者には特別原稿料として1万円を進呈します。現在の選考過程は、

 (1)アクセス数やコメント、スライドなどで評価の高かった記事を抽出

 (2)そこから編集部と市民記者編集委員が1人3本を投票

 (3)その中から上位を選出し、元木昌彦編集長が受賞記事を決定

 です。

週間市民記者賞

「金剛山歌劇団」と仙台市の確執 藤原文隆さん

 今回は、岡井健さんの「東京だけが日本ではない」と藤原文隆さんの「『金剛山歌劇団』と仙台市の確執」。

 岡井さんは、大型台風9号が首都圏を襲うかもしれないと、メディアは大騒ぎしていたが、その頃は、北海道に住む記者たちにとってはそれほどの問題ではないのだから、全国報道されなくてもいいのではないかと「台風報道」への疑問を呈している。

 50年近く前、中部地方に大きな被害をもたらした伊勢湾台風のとき、某大新聞は「台風15号北海道東海上へ“去る”」と一面で書き、北海道に住む者たちへの配慮がなさ過ぎると批判されたことがある。これらは、明らかな報道差別だと記者は憤る。もっともである。

 藤原さんは、北朝鮮の歌劇団の仙台公演に際して、仙台市は、右翼団体などの妨害が予想され、会場の使用を取り消したが、これを不服とした歌劇団側が地裁へ提訴した。仙台地裁は、歌劇団側の主張を認め、9月はじめ、1200人の観客を集めて開催されたが、右翼の人間4人が、公務執行妨害で逮捕される騒ぎになってしまった。

 案の定、仙台市長は、次回の公演開催には難色を示しているという。藤原さんのいうように、こうしたことは日本中で起きているに違いない。拉致問題が影を落としているのは間違いないが、記者は、アフガンやイラクを見れば分かるように、憎悪の連鎖では問題を解決できないのだと説く。確かに、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いでは、解決はますます遠くなるだけである。

 2本とも甲乙つけがたいが、藤原さんが、この大きな難しいテーマを、仙台市のケースを取り上げてわかりやすくまとめている点を買って週間市民記者賞をあげたい。おめでとうございます。 (元木昌彦)
コメントを書く マイスクラップ 印刷用ページ メール転送する
総合14点(計23人)
※評価結果は定期的に反映されます。
評価する

この記事に一言

more
(まだコメントはありません)
タイトル
コメント

ログイン

オーマイ・アンケート

「ゆとり教育」を見直すと言いますが、いまでも子どもは結構忙しいと思いませんか?
長澤 裕
忙しいと思う
そうでもないんじゃないか
よく知らない