県は10日、「秋田わか杉国体」で馬術競技に出場していた幡多農高所属の馬1頭が、馬インフルエンザに感染していたと発表した。感染馬はすぐに隔離し、施設の消毒などを行ったため、感染が広がる可能性は低いと見ている。
県畜産振興課によると、国体に提供の馬2頭を簡易検査したところ、1頭から陽性反応が出たため、2頭とも隔離。同校のきゅう舎や馬運車を消毒するなどの処置をとった。国体でも多数の馬の感染が確認され、後半の馬術競技が中止になり、現地で感染したらしい。馬インフルエンザは伝染力が強いとされるが、高知競馬の開催などへの影響は今のところないという。【服部陽】
毎日新聞 2007年10月11日