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知っておくとちょっと嬉しい食材に関する知識&うんちく食べる前に読む

これを知ればごはんの達人!キラキラ輝くごはんの炊き技

さて、新米のおいしさの秘密がわかったところで、今週は「おいしく炊く技」をご紹介します。

「そんなの母から教わっているから十分よ!」という方も、ぜひ目を通してください。

「昔の常識が今では非常識」なんてこともあるんですから。


写真 できれば最初のひととぎにも、こだわりの水を使ってほしい。

【新米のおいしい炊き技 その1:とぎ方】

お米を炊く時にミネラルウォーターを使う方もいますが、できれば最初のひととぎにも、こだわりの水を使ってほしいところです。

というのも、米は最初にふれた水を急激に吸ってしまうから。
最初に使う水は一気に入れて、すばやくかき回し、すぐ捨てるようにしましょう。これによって米ぬかを再び米が吸収するのを防げます。

また、昔のように水が全くにごらなくなるまで、ゴシゴシと力を入れてとぐ必要はありません。

今は精米技術も発達しているため、ある程度にごりがなくなるまで、手先でささっと4〜5回とげば充分。
あまり神経質にとぐと、お米が割れて逆においしくなくなってしまいますよ。


写真 割れやキズがない方が、お米はふっくら炊けるのです。

【新米のおいしい炊き技 その2:水加減と吸水】

前述した通り、新米は水分量が多いので水加減はやや少なめに。
お米にもよりますが、初めは1割を目安に減らしてみましょう。
2回目以降はお好みにあわせて調節してください。

また、炊く前には30分〜1時間は吸水させるのが原則。
ただし、夏場は30分、冬場でも2時間を限界として、それ以上は吸水しませんし、逆に長時間おきすぎることで、衛生面での問題も出てくるので注意してくださいね。

昔はお米が硬かったため、ざるに上げてわざと米に亀裂を発生させ、吸水を促す方法がとられましたが、今はこれは逆効果。
割れやキズがない方が、お米はふっくら炊けるのです。


写真 今再び土鍋で炊くごはんが見直されているそう。

【新米のおいしい炊き技 その3:加熱とほぐし方】

「はじめチョロチョロ、中ぱっぱ、ぐつぐつ言う頃火をひいて、赤子泣いてもふた取るな。」

昔はこんな歌が炊飯のコツと言われていましたが、今はこの工程を全部炊飯ジャーがやってくれるのでご心配なく。(便利になったものです。)

でも、今再び土鍋で炊くごはんが見直されているそう。
その場合は、はじめ強火で沸騰するまで加熱し、その後、弱火で5分程度炊き続けましょう。
チリチリとオコゲができるような音を確認したら火を止め、20分程度蒸らします。(この間、絶対フタをあけないでくださいね。)
これでできあがり。

意外に簡単なので、炊飯ジャー派の方もぜひチャレンジしてみてください。

おいしく炊けたら粒をつぶさないように、切るように全体を混ぜます。

このほぐしが余分な水分を飛ばし、弾力性のある歯ごたえを生み出すので必ず行いましょうね。


写真 昔は「おひつ」という便利な道具がありましたが、今はなかなか持っているお宅も少ないでしょう。

【新米のおいしい炊き技 その4:保存法】

炊きあがったごはんは、その時全部食べてしまうのが理想ですが、現実的にはそうもいきません。

ということで、保存方法も大事な炊き技の一つ。

炊きあがったごはんは、その時全部食べてしまうのが理想ですが、現実的にはそうもいきません。

昔は「おひつ」という便利な道具がありましたが、今はなかなか持っているお宅も少ないでしょう。
だからといって、炊きあがったごはんをジャーのまま保存すると、翌朝にはおいしさは半減してしまいます。

炊きたてのごはんは、1食分ずつラップに包んで冷凍しておくのが賢い方法。
食べる時はラップのまま電子レンジでチン。1食につき、3〜4分が目安です。

以上のことを守れば、あなたもごはんの達人!

家族から
「今日の飯はうまいなぁ」
と言われることうけあいですよ。


写真

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今月は新米特集。
次週は「ダイエットとごはんの意外な関係」の話

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