NNANNAロゴ

世界最速の4G移通技術、開発に成功[IT]

[P  R]
[P  R]
2007年10月12日 韓国

韓国電子通信研究院(ETRI)が、世界最速の第4世代(4G)低速移動用通信システムの開発に成功した。4Gは次世代の移動通信技術で、2010年以降の商用化を目指して各国・地域が開発に取り組んでいる。ETRIが開発したシステムは日本や欧米より最大3年先を行く技術で、来年から本格化するとみられる国際標準化争いで優位に立てると期待される。

ETRIは11日、静止または低速移動時の通信速度が国際電気通信連合(ITU)が求める規格の3倍以上の3.6ギガビット毎秒(Gbps)の低速移動用無線伝送システム「NoLA」のデモンストレーションに成功した。

同システムを利用すれば、100メガビット毎秒(Mbps)の光LANで約1分かかる映画1編のダウンロードが数秒で可能になる。5ギガバイト(GB)級の百科事典のデータや高画質(HD)級の動画なども10秒以内にダウンロードできるという。

ETRIは同日のデモンストレーションで、約80チャンネルのHD動画を同時に伝送し、数GBの大容量ストリーミングデータを数秒以内に伝送する技術を披露した。

同システムが商用化されれば、HD級の動画やコンテンツを家庭やオフィス、大学の講義室などでリアルタイムで活用できるようになり、いつでもどこでもネットワークに接続できるユビキタスサービスの実用化に弾みが付くと期待される。

■先進国を3年リード

4Gは第3世代(3G)に続く次世代移動通信方式で、国際的な正式名称は「IMT-Advanced」。ITUが中心となって国際標準化が進められており、10年以降の商用化を目指して先進国を中心に技術開発に取り組んでいる。

ITUが定義する4Gは、静止・低速環境で最大1Gbps、高速移動環境で同100Mbps。これまでに日本や欧米で開発された静止・低速環境時の通信速度は1Gbpsで、ETRIが今回開発したシステムは先進国より最大3年先を行く技術として評価される。ETRIの崔文基院長は「来年から本格化するとみられる4Gの標準化競争で優位に立てる」と期待している。

ETRIは昨年から、4G技術の主導権を確保するため、静止・低速環境で3.6Gbpsを実現する「NoLA」と、高速移動環境で140Mbpsを実現する「NeMA」の両プロジェクトを推進してきた。今後、2010年まで「NeMA」開発に350億ウォン、「NoLA」開発に180億ウォンをそれぞれ投資し、商用化を加速させる方針だ。

まずは09年までに「NeMA」の開発を終えて「NoLA」との統合端末を開発し、12年までに世界に先駆けて4Gシステムを商用化する目標だ。【聯合ニュース】


▼ニューストピック一覧<韓国>
・テイクオフ:ある漢江沿いの公園で、…[社会]
・世界最速の4G移通技術、開発に成功[IT]
・KDIが来年の展望、経常収支は赤字転落も[経済]
・科学技術のR&D投資、GDP比で世界5位[経済]
・コール金利、年率5%で据え置き[金融]
・移通2社とサムスン、音楽サービスで提携[IT]
・サムスン、LCDにPVC不使用宣言[IT]
・サムスン電機、水で発電する小型燃料電池[IT]
・SKT、インターネットのローミングサービス[IT]
・SKT、HSUPAモデムを発売[IT]
・《知財》日亜工業、ソウル半導体を再び提訴[IT]
・現代製鉄、国内初の900×300のH型鋼[鉄鋼]
・現代三湖重、大型LPG船の建造成功[製造]
・仁川空港、航空機運行が100万回突破[運輸]
・進行方向照らすHライト、12月にも導入[車両]
・暁星、ベトナムにスパンデックス工場[繊維]
・ソウル市、国内最高層ビルの建設推進[建設]
・大企業の女性社員、男性との給与差開く[労働]
・金総書記マツタケ、その行方は?[社会]
・人気パフォーマンス「ナンタ」、初演から10年[社会]
・【地平エコノミストのニュースクリック】南北経済協力、今後の行方は[経済]

各地トップニュース 中国 香港 台湾
韓国 タイ インドシナ マレーシア
シンガポール インドネシア フィリピン オーストラリア
英国 ドイツ フランス EU
▼無料メルマガ「NNA BUSINESS MAIL」(まぐまぐ経由)
●ASIA版
●EU版
会員は全ての記事本文をご覧になれます。
会員向けサービスのご案内は、「サービス案内」をご覧下さい

[P R]
トップへ
戻る