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プレスリリース

< 報道資料 >

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2004年9月14日



"クリエ"向けにフルカラー有機ELディスプレイパネルの量産を開始
〜ブラウン管を超える高画質映像をモバイル機器で実現〜

 ソニー株式会社は、フルカラー有機ELディスプレイパネル(以下、有機ELディスプレイ)の量産を開始し、本年9月よりパーソナルエンタテインメントオーガナイザー"クリエ"『PEG-VZ90』に搭載します。


写真:『PEG-VZ90』に搭載された3.8型有機ELディスプレイパネル

写真:『PEG-VZ90』に搭載された3.8型有機ELディスプレイパネル

 有機ELディスプレイは、有機材料に電流を流すことで材料自らが発光する自発光型ディスプレイで、バックライトが不要であることに加え、優れた色再現性や高コントラスト、動画に適した応答性、広視野角などの特長を有しています。
 今回量産を開始する有機ELディスプレイは、テレビ番組やデジタルカメラで撮影された写真などの多彩な高画質コンテンツを、モバイル機器においてテレビ受像機並の高画質で楽しむために開発された3.8型パネルです。独自の"Super Top Emission(スーパー トップ エミッション)"方式を採用することにより、高輝度とブラウン管を超える色再現性を薄さ2.14mmで実現しています。

 モバイル機器においては、写真などの静止画再生はもとより、動画アプリケーションの利用が今後も一層拡大すると予測されます。ソニーでは、昨年、エスティ・エルシーディ株式会社内に、モバイル機器向け有機ELディスプレイの生産設備投資を行い量産に向けた準備を進めてまいりました。今回の"クリエ"での搭載をはじめとして、今後も積極的な技術開発やデバイス開発を進め、多様化するコンテンツを有機ELディスプレイを使って高画質で楽しむ環境を提供してまいります。

● 主な特長
1.高輝度を実現する「Super Top Emission」
上部電極から光を取り出す「上面発光方式」を採用しているため、開口率を大きくとることができ、150cd/m2という高輝度を実現しています。また、RGB各素子ごとの有機膜層厚を最適化し反射光による多重干渉を実現することで、色純度の高い発光を可能にする「キャビティ(多重反射干渉)構造」を採用し、ブラウン管を超える鮮やかな色再現性を実現しています。

Bottom Emission 方式
Super Top Emission 方式
図:Bottom Emission 方式とSuper Top Emission 方式
2.優れた応答性、視野角、コントラスト
有機ELディスプレイは、有機材料が自ら発光しているため、動画などにおける動きのある映像でも残像の少ない優れた応答性を有しており、また広い視野角や、1000:1という高いコントラスト比により、様々な状況で利用されるモバイル機器でも高画質に映像を楽しむことができます。

『PEG-VZ90』に搭載した有機ELディスプレイパネルの主な仕様
 有機ELディスプレイ参考:当社同等の液晶ディスプレイ
(透過・反射併用タイプ)
画面サイズ97mm (3.8型)同左
ドット数480×RGB×320 (HVGA)同左
ドットピッチ56µm×168µm同左
表示色数262,144色同左
輝度150cd/m255cd/m2
外形寸法
(横×縦×厚さ)
94.7mm×77.2mm×2.14mm
(厚さはパネルのみ,突起部含まず)
65.0mm×96.5mm×3.49mm
(厚さにはバックライトを含む)
応答速度(25°C,ON)〜 0.01 ミリ秒〜 16 ミリ秒
色再現性
(NTSC面積比)
約100%約40%
視野角上下: 約180度
左右: 約180度
上下: 約130度
左右: 約125度
コントラスト比(暗所)約 1000 : 1約100 : 1
NTSC = 日本(あるいは北米、中南米)で使用されているテレビの映像信号方式のこと。



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