男女共同参画に代表される女性権力(フェミニズム)の社会病理について言及する。
社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)
福田内閣も前向きな男女共同参画は生活苦の社会 --中日新聞社説の反響--
先日内閣府が発表した「男女共同参画社会に関する世論調査」に関する中日新聞の社説記事を巡り、2chのニュース速報+板で話題になっている。
その書込の内容は、大半が女性批判で、中でも男性と同等に仕事の成果を挙げずして昇給や昇進だけ男性と同等にするという実態や、共働き家庭でも男性が家計を担うのが当然とされたり、離婚時の親権争いはほとんど女性の言うがままに司法の判断が下るといった実態など、女性の御都合主義に対する男性の怒りの声が多く寄せられている。
・男女共同参画 推進に本腰を入れよ(2007年10月11日、中日新聞社説)http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2007101102055493.html
・【社説】「『男性が優遇されてる』と感じる人、いまだに7割超も…女性の就業支援サービスなど、充実させるべきだ」…中日新聞★2
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1192117258/l50
また、女性専用車両やレディースデーなど女性優遇の代物に対する男性の不満の声も多く見受けられる。
だいたい、この手の話題に関しては、無制限な欲望をひたすら追い求める女性が女性差別という言葉を利用して次々と自己欲求を満たしている現状というのが前提にある。またそういう女性達(フェミニスト)が国家権力を握って社会制度を女性優位に作り変えているから、社会の至る所で軋轢が生じる。当然それらに対する批判の声も似通ったものになる。
これだけ女性が反感を買われている現状では、女性が痴漢や引ったくりにあったり、或いは突然切りつけられたりなどといった、実力行使で攻撃されるのはむしろ必然的な報復を受けているだけなのかも知れない。男女共同参画の名の下、女性優遇政策を進めれば進めるほど女性は恨まれ、危険な立場に置かれるというのでは、何のための女性優遇なのかわからない。
男性は当然不遇にされ、そうかといって女性にも決して恩恵があるとは言い難い男女共同参画を進める必然性を一体どこに見出せばいいのだろうか。
フェミニズムが蔓延する国では、育児介護はじめとする福祉名目で増税が行われる。スウェーデンやノルウェーなどフェミニズム汚染国で消費税率が高いのはそのためだ。しかしその高い税金のために国民の生活は苦しくなり、夫婦共働きを余儀なくされたり、結婚自体が出来ないという悪循環も生じる。当然犯罪も増える。そんな国際社会の潮流など、見習うべきではない。
国民が健全に暮らせるためには、速やかに結婚出来て、夫1人分の給料で充分養えて、妻が家計を心配せず家事育児に専念出来る社会を作ることが最も大切なのではないだろうか。
議員は政党ではなく人物で選べ --長妻昭、舛添要一、姫井由美子、小沢一郎、他--
9日の衆院予算委員会で、自民党舛添要一厚労相と「ミスター年金」とも言われる民主党長妻昭政調会長代理が年金問題に関し論戦を繰り広げた。
論戦は、年金の未申請者数に関する長妻氏の質問に対し舛添氏が歯切れの悪い答弁をしたり、(年金問題に関し)党の中で長妻議員と同じように追及してきたなどと、いわば他人の褌で相撲を取るような舛添氏の答弁に野党席から一斉にブーイングを浴びるなど、終始長妻氏が優勢という印象だった。
舛添厚労相VS長妻氏、肩すかしドロー…年金バトル第1R 10月10日8時1分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071010-00000084-sph-soci
年金第1ラウンド 舛添厚労相は防戦一方【衆院予算委】 19/10/09 22:18
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/89297/
舛添氏は先日も、年金問題に関し自治体は信用出来ないなどの発言を巡り、一部の市長から批判を浴びたものの、その批判を「小人の戯言だ」などと切り捨てるなど、一悶着あったばかり。そんな中、今回の国会答弁で彼の印象は更に低下したと見て差し支えないだろう。
尚、舛添氏に関しては以下のリンクでも批判されている。
やけに居丈高な舛添大臣の最近の言動
http://news.livedoor.com/article/detail/3335993/
ところで、議員に関する話題はこれだけではない。少し前、「ぶってぶって」など自身の不倫の実態が暴露された姫井由美子参院議員に対し、元交際相手とその母親が、姫井氏が無断で男性の母親の名義を使って岡山市に飲食店の営業許可を申請したとして刑事告訴した。
姫井参院議員を告訴 元交際相手ら 19/10/09 23:18
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/89300/
更に、民主党小沢一郎代表も、資金管理団体が所有する不動産から賃貸収入を得ていたことが政治資金規正法に抵触するという疑惑が持ち上がっているし、福田首相も、過去3年間だけでも100枚を超える領収書を改竄していたという。
福田首相、領収書改竄100枚超始め、福田内閣の政治とカネの問題一覧 19/10/03 19:26
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/88131/
誰でも叩けば埃が出てくるものなのかも知れないが、これらの問題があることに加え、マスコミがこれらの問題に対し批判の力加減を微妙に調整しているという点にも着目したい。マスコミが徹底糾弾したい相手と、あまり批判したくない相手とを見分けることにより、政権闘争のシナリオを実は左翼傾向のマスコミが支配していると考えることも出来るのだ。
そうしたマスコミの世論誘導に惑わされないためには、議員を政党で評価するのではなく人物で評価していくということが大切だと思う。
相次ぐ殺傷事件、防止策は? --コンビニ店員、女性客殺傷--
コンビニでの殺傷事件が相次いでいる。6日には大阪府寝屋川市のコンビニで万引きをした2人組を追いかけた男性店員が刺され死亡、7日には長野市のコンビニで店内の女性客が見知らぬ男に刃物で刺された。何れも事件が起きたコンビにがセブンイレブンというのも何かの因果だろうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071007-00000314-yom-soci
(この記事は、ヤフーニュースのブログ一覧に掲載されていません。10/08 18:00現在)
また先月には、深夜に帰宅途中の女性が闇サイトで知り合った男3人組に拉致、殴打され死亡する事件があった。この事件を巡っては、遺族がHPを作成したり様々な幅広い活動で、犯人に極刑を求める署名を11万人分集めている。
これらの事件を一言で解説するのは難しい。単に犯人が悪い、社会が悪いと言えば簡単だが、では具体的にどうすればこれらの事件が防止出来るのか、決め手はなかなか見つからない。
事件を起こした犯人達は恐らく無職か不安定な職にしか就けてない者が多いと思われる。では雇用の安定が事件を防ぐのか。それだけではどうも足りない。では深夜などの時間帯には外出すべきでないのか。店も全部閉店にすべきなのか。それも決定打には欠けるように思う。
だが、このように考えられる原因を次々と思い浮かべ、自分なりに考察していくことによって、今の社会の歪んだ現状を究明するのに少しでも近づくのではないだろうか。たとえ結論が出なくても、とにかくあれこれ考えてみるということが重要なのではないかと思う。そうした習慣を付けるうちに、自分が事件に巻き込まれないように自然と危険回避の方法が身についていくかも知れないのだ。
女性専用車両を必要と主張する女性の資質 --男女共同参画、沢尻エリカ現象--
先月29日に発表された内閣府の「男女共同参画社会に関する世論調査」によると、「夫は仕事、妻は家庭」という伝統的な家庭志向が薄れてきている反面、「子供を持つ必要はない」、「相手に不満なら離婚すればよい」といった個人主義志向には反対意見が強まっているという結果が出たようだ。
・「妻は家庭を守る」に反対!ついに5割超す 19/09/29 19:51
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/87402/
これまでの男女共同参画に関する世論調査などでは、勤労女性と離婚推進の論調ばかりが目立ち、家庭崩壊を煽るような結論ばかりであったが、今回は内閣府も「夫や妻が、当事者同士だけではなく子供や家族を重視するようになっているのではないか」と結論付けているなど、少しは世論の正義感に耳を傾けたものとなった。
しかし、調査の設問文として「夫は外で働き、妻は家庭を守る『べき』か」といった固い印象を思わせるような質問の仕方をして、受け手の反発心を強めようという恣意的な意識が見え隠れするなど、相変わらずフェミ賞賛の論調は変っていないようだ。
こうした調査結果を見る際には、設問文の書き方や選択肢の種類などによって結果をある程度操作出来るということと、調査結果を回収出来なかった人達はどんな理由によるものなのかということと、そして最初から調査対象から外れる人はいないのか(例えば女性のみに行う調査などの時は男性は対象外になる)ということ、これらを考慮する必要がある。
また調査期間の直前に大きな事件や事故などが起きた場合も調査に影響することがある。更にこの手の調査結果を記事にする場合、大抵はフェミ支持の女性記者などが編集する場合が多いということも考慮する必要がある。当然フェミに有利な記事の書き方になるということだ。
これらの視点で今回の世論調査を検証してみると、ニュース報道が与える印象とはまた違った印象を感じ取ることが出来るのではないかと思う。
因みに、男女共同参画に関連して、女性専用車両に関する意識調査も報じられている。こちらの調査は民間が行ったものだが、勤労女性を応援する部門の調査なので、当然の如く女性に都合のいいような解釈になっているようだ。
・76%の女性が女性専用車両は必要と回答 10月3日15時42分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071003-00000928-san-soci
巷では沢尻エリカさんの舞台挨拶を巡る騒動がまだ収まりそうにもない。彼女のような女性は今時の身勝手女性の象徴的存在と言っても過言ではないだろう。彼女が今回の騒動であれだけ非難されるのは、彼女の不謹慎な態度に加え、現代女性の身勝手傾向に対する日頃の世間の鬱憤も同時にぶつけられているからではないだろうか。彼女に対する非難は、同時に現代女性に対する非難でもあると考えられるのだ。
そんな女性達が、女性専用車両が必要だなどと言ったところで、男性陣からの反発を更に強めることにしかならないだろう。それでは女性は更に恨みを買われ、その矛先は痴漢その他の形で女性に向けて返されるのだ。
バッシング風潮の背景にあるものとは --沢尻エリカ不機嫌挨拶--
女優、沢尻エリカさんの映画舞台挨拶が不機嫌で視聴者に悪い印象を与えたとして、ここ数日マスコミやネット上で騒動になっている。沢尻はこの件に関し、「諸悪の根源は全て私にある。それを踏まえた上で責任を取る」と自身の公式HPで全面謝罪のコメントを発表した。女優活動の謹慎を示唆するとも受け取れる今回の弁明であるが、騒動は治まるどころか、火に油を注ぐような事態に発展しそうである。
だが、どうしてこれほどまでに沢尻バッシングが続くのか、不審に思える。確かに以前から彼女の傲慢な態度は周囲から反感を買っていたようだが、今回の件で果たしてここまで攻撃されることなのか、しかも本人は謝罪をしているにもかかわらず更に追い討ちをかけるような非難の嵐、決してこの流れは純粋な世論だけで作られたものではないと思うのは私だけだろうか。
最近の世論の反応というのは、何か垢を晒してしまった者に対する批判が極めて極端であるように思う。過去の「産む機械」や「しょうがない」など閣僚発言でもマスコミが世論を煽るように批判攻勢をかけている感がある。
しかし一方で、「ぶってぶって」や米国の岩に落書きした歌手など、マスコミが情報を隠蔽して騒ぎを大きくしないようなケースも少なくない。この違いは何なのか?
人の荒探しばかりして、少しでも攻撃出来そうなネタが見つかったら、大きく騒ぎ立てて相手を追い詰める。しかしある特定の部類の者にだけは必死に擁護する。そうしたマスコミの報道姿勢は、単に「吊るし上げられたくなければマスコミに従え」と言っているようなものではないか。そしてマスコミが左翼寄りに向いている現状では、左翼に従わない者は潰されるという図式を作ってしまう。
今回のような芸能関係の話題では政治とはあまり関係がないかも知れない。しかしたとえ芸能ネタであっても、マスコミが世論をどう誘導しようとしているのか、それは考えながら情報を吸収した方が賢明だろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071003-00000045-spn-ent
(この記事は、ヤフーニュースのブログ一覧に掲載されていません。10/03 12:15現在)
民主主義国家は決して健全な国家ではない --キューバの国家事情から--
一昨日、ビートたけしが企画したと思われるある特別番組で、各国の独裁者・社会主義国を特集、紹介していた。番組を全部通して見ていたわけではないので、全体の印象は良くわからないが、私が見た時はカストロ議長率いるキューバについて報道していた。
その報道によれば、キューバでは教育と医療に力を入れる政策を進め、識字率などの教育水準も向上したという。
また人家の近隣には必ず診療所が設置され、しかも医療費も無料だそうだ。そして医科大学の学費も無料で、医師を志す人であれば誰でも入学できるという。そのため世界各国から医師を志す留学生が沢山集まってくるという。勿論彼らの学費も無料だ。更にキューバ革命以後関係が悪化している米国からの学生でも決して冷遇されることはないというから驚きだ。
それだけ医療に力を入れているキューバでは、人口に対する医師数の比が日本などに比べて非常に高い。また戦争など非常時には積極的に世界各国に医師を派遣しているという。
一方食糧の多くは配給制で決して裕福な国家という印象はなく、貧しい人も多いのだが、それでも国民は一定の満足感を得ていると言えるのだろう。
教育と医療に力を入れるなど国策の全てはカストロ議長の哲学によるものだが、ここから読み取れる彼の政治理念とは一体何だろうか。
思うに、彼は国家を統治したからと言って、私利私欲だけを求めて国民を食い物にするような卑劣な根性は決して持っていないと言えるのではないだろうか。何故なら、教育や医療というものは国民の生活保障である。中でも教育は知的財産の提供だ。教養の高い人間が増えれば、政治に詳しい者も増える。だがもしも政治が腐敗しているのなら、それに国民もすぐに気付き、不満の声が高まり、暴動が頻発し、やがて統治者は失脚するであろう。つまり国民に教養を持たせることは、下手な政治は出来ないという意味で統治者から見れば危険なことでもある。逆に馬鹿な国民ばかりなら、統治者は楽だし、ずるいこともやり放題だ。
従って、敢えて国民に教養を持たせ、知性を高める政策を進めるカストロ議長の精神には、国民と共に発展するという共存意識が宿っていると考えられるのではないだろうか。
ところで、社会主義や独裁者というと、ナチスや北朝鮮など軍事と直結した悪い先入観で見てしまいがちだが、たとえ独裁政治であっても、統治者に正義感があり、そこで統治されている国民が幸せを感じることが出来ればそれでもいいのではないかということだ。これは番組の中でも言われていたことだ。
逆に民主主義というと如何にも平和的な印象があるのだが、自由競争と格差社会に翻弄された国民が果たして幸せを感じることが出来ているだろうか。格差社会では負け組が必ず発生する。負け組が出来てしまう社会は憎悪と争いを生み出すだけだ。そんな社会が平和と言える道理などあるはずがない。
また、フェミニズムのような底意地の悪い卑劣な権力まで台頭させてしまうような民主主義が果たして健全な国家主義と言えるのか。先進国の多くがフェミニズムに汚染されているという現状は、言い換えれば民主主義の欠陥を象徴していると言えるのではないか。
民主主義=先進国=善、社会主義=後進国=悪、といった誰も疑わないような図式が実は全くの錯覚であったということもあり得るのではないだろうか。日本とキューバの比較だけで安易に判断は出来ないが、果たして民主主義が健全な国家主義と言えるのか再検討してみてもいいのではと思う。
相撲協会批判に便乗する勢力に注意せよ --力士急死事件の波紋--
相撲協会がまたも批判を浴びそうだ。時津風部屋の力士の急死が、親方や兄弟子達の暴行によるという見方が強まっている。だがこんな時こそ、付け入る隙を狙う様々な権力の介入を阻止する必要があるのだが。
八百長問題に朝青龍の謹慎騒動など、最近の相撲界は揺れている。先場所には謎の女性が本場所の最中に土俵に上がろうとするなど、話題は絶えない。
しかし、今回の暴行事件はこれまでとは重大性が全く違う。恐らく刑事事件として何人かは裁かれることだろう。同時に相撲界全体に対する体質改善も強く求められることになるだろう。
だが、ここで1つ気を付けるべきことがある。それは相撲界の体質改善の流れに便乗して余計な権力が介入してくるということである。最も警戒すべきは、土俵の女人禁制の破壊を企んでいるフェミニズム権力の存在である。
周囲から批判を浴び、立場が弱くなっている状況でこうした権力が圧力をかければ、相撲協会は屈服を余儀なくされる可能性がある。相手の弱みに付け込んで勢力を拡大するのはフェミの常套手段だ。例えば暴行事件が起きたのも男社会がもたらした悪しき伝統のせいだなどと勝手に決め付け、フェミとマスコミが結託して騒ぎ立てれば、世論が一気に傾いてしまう可能性だってある。
それどころか、最近客足が遠のいている状況にも付け込み、女性専用観戦席を設けよとか、横綱審議委員会の委員に女性を増やせなど、相撲界全体をフェミが乗っ取ってしまおうという状況にもなりかねない。
事件が起きてしまったことは相撲協会としても深刻に受け止め、遺族に対する適切な対応と今後の改善は怠ってはいけない。だがそれとは無関係な勢力の介入には毅然とした態度で拒否していくということも忘れてはならない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070927-00000117-jij-soci
福田内閣の男女共同参画政策への警鐘 --細木数子の「ズバリ言うわよ」--
福田内閣が組閣した。閣僚の顔ぶれは再任の人が多くあまり目新しさは感じられないのだが世論はどう判断するだろうか。
福田内閣に関しては男女共同参画政策においても注意すべきということは前の記事でも申し上げた通りだが、昨日のTBS系「ズバリ言うわよ」では、実に好タイミングというか、家族の大切さを細木数子さんが説いてくれた。
この番組では、前半では歌手の西城秀樹さんをゲストに迎え、彼が脳梗塞で倒れてから立ち直るまでの苦悩と、家族の支えがあってこそここまで回復できたということを強調していた。彼は、自分があの時結婚していなかったら多分死んでいただろうとまで話していた。
番組の後半では、高校生男女50人ずつを迎え、彼らの意見を聞きながら細木が人としての大切さを説くというものであった。その中で印象に残った点を幾つか紹介する。
・まず、男女の質の違いを知れ、ということ。男女にはそれぞれ違った性質がある。女性は子供を産み育てる仕事がある。それを外すことはできない。
・次に、人は死ぬために生きる、ということ。死ぬまでにやるべきことがある。いつまでも子供でいるわけにはいかない。大人としてやるべきことがある。
以上は細木が高校生達に啓蒙したことである。
そして、会場の高校生のうちほぼ半数が、親が離婚しているとのことだった。そのため、離婚家庭で育った寂しさを訴える生徒の声もあった。
「母子家庭で育っているので、母親の帰りも遅く、1人でご飯を食べるのが怖い。なるべく家に早く帰らないようにしている。」
「泣いて育ってきた、寂しい。大人になったら、家族みんなでご飯が食べたい。」
これら高校生達の声に、細木は視聴者にこう呼びかけた。
「離婚は辛い、離婚すると会話が無くなる。1人で寂しい食事をしなきゃいけない。だから子供が傷つく。親も子供も心に傷を背負って生きている。」
「お母さん達、家に戻りましょう。」
番組内で出てきた話を断片的に拾っただけではあるが、家族の存在が子供達にとって如何に大切であるかということは伝わると思う。
子供は保育所に預け、女性が働き続けることだけを追求し、男性の雇用の場まで奪い取る男女共同参画、産む産まないは女性の権利などというフェミニズムの身勝手をこれ以上許してはいけない。この番組で訴えたかったことが、果たして福田首相の耳に少しでも届くことがあるだろうか。
麻生氏善戦をもたらした若者中心の支持層が語るもの --自民党総裁選--
自民党総裁選は、下馬評通り福田康夫氏が当選した。但し、敗れた麻生太郎氏も197票と予想以上の得票数を稼ぐなど、善戦したと言えるのではないだろうか。
この麻生氏の善戦には、アキバ系など若者を中心とする世論の後押しがあったものと思われる。総裁選当日の23日にはネットでの呼びかけなどで正午過ぎから自民党本部前に若者を中心とした麻生ファンが集まりだし、「麻生さんを総理に」「民意は麻生にあり」などと熱く訴えた。
「YES!麻生」ネット見てファン熱狂 19/9/24 08:19
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/86410/
これだけ多くの世論が麻生ブームを引き起こした背景には何があるのだろうか。そこには、旧態依然とした派閥の論理、勝ち馬に乗るだけで国民の方を向かない日本の政治への不満が凝縮されているのではないだろうか。
格差社会、雇用不安の現状がありながら、児童への手当や医療費優遇など、富裕層にも一律に優遇措置が受けられる矛盾、更にそれらの税源を消費税や所得税の増税で賄おうという発想、そのために女性も働き続けて男女共同参画社会を実現させましょうなどといったところで、国民がついてくるわけがない。
ちなみに、当選した福田氏は男女共同参画、フェミニズムに積極的であるということは野田聖子氏のHPにも記載されている。
http://www.noda-seiko.gr.jp/hitokoto/070920.html
福田先生は、自民党の現職の男性議員の中で最も、男女共同参画社会についてご理解の深い方だと確信しております。官房長官時代に、私が長らく関わってきた選択的夫婦別姓制度導入問題について理解を示してくださいましたし、本総裁選においても最初の段階より男女共同参画社会実現の必要性にふれられました。
(引用ここまで)
国民が求めている安定した生活とは一体何なのか。それは決して女性が働き続ける男女共同参画社会の実現とは全く違うと思う。経済的にも安定し、女性が家計の心配をすることなく家事育児に励むことが出来る社会こそ、国民が求める社会ではないだろうか。今回麻生氏を支持した人の中には当然女性も沢山いるはずだ。その国民の声に答えられる政治が福田氏に求められるのは言うまでもない。
家族生活に偏見を持つ高学歴女性を中心としたフェミニストのご機嫌取りはいい加減にやめて、家族生活が円滑に出来る健全な社会づくりに福田政権は尽力するべきである。そしてマスコミもフェミニズム賛美の報道や、逆にフェミニズムに懐疑的な安倍政権の足を引っ張る報道ばかりに徹してきた過去を反省してもらいたい。それが国民に報いる政治と報道の義務と言うものではないのか。
不法行為で伝統を破るなど笑止千万 --土俵女乱入事件--
大相撲の厳粛な緊張感が、1人の乱入者によって妨害された。幕内の豪栄道(ごうえいどう)−豪風(たけかぜ)の仕切中、大量のビラを持った女が土俵に上がろうとした。女性警備員が必死に制止するがそれも振りほどいた。近くにいた審判員の錦戸親方や土俵下で出番を待っていた高見盛関らが女を取り押さえ、ようやく事なきを得た。この後、女は警備室へ連れられ、警察に引き渡された。
しかし、この女は一体何がやりたかったのか。持っていたビラには歌手福山雅治さんが悪霊に取り付かれているとする内容が書かれていたらしい。だがそれをアピールするために何故国技館を選んだのか、そして何故あの取組の時だったのか、謎は深まるばかりだ。
現場で女を取り押さえた高見盛関は「心臓に悪い。みんなが注目する大一番でなんてことをするんだ!」と怒りをあらわにした。
相撲に限らず、スポーツは選手にとって戦いの場であり、仕事の場、つまり職場である。そこへ邪魔をするという行為は当然許されない。会社などの職場で言えば、自分の机の上を荒らされて必要な書類が紛失してしまうなどの支障が出るのと同じことだ。
ところが、今回の事件を「土俵に女性を上げてしまい、1400年の伝統が破られたのは事実」などと土俵の女人禁制の伝統が破られたとする報道が一部にあるのには驚いた。(*1)
勿論そんな解釈は誤りである。何故なら、今回の場合は単なる不法侵入に過ぎず、たまたま乱入者が女性であったというだけで、決して相撲協会が土俵に女性が上がることを許可していたわけではないからだ。不法侵入であれば、男性であっても今回と同様に制止されるのは当然だ。つまり、土俵の女人禁制とは何の関係もないことなのだ。
もし仮に、そんな不法行為により伝統を破壊出来るというのなら、痴漢が増えれば痴漢は犯罪という規則が脅かされ、やがて無罪になるのかということになってしまう。長年培われた伝統により形成された規則というものは大きな意味があるのであって、不法行為などで破れるわけがないのだ。
だが、今回の事件を機に土俵問題が再燃する可能性はないとは言えない。今回現場で女を取り押さえた錦戸親方は「特に女性だし、土俵に上げちゃいけないと思った」と発言している。この発言を逆手に取れば、男性ならいいのかという疑問が出る。
しかし、親方の心中を察すれば、今回の件が土俵問題に発展してしまうのを恐れての発言ではないかと思う。相撲協会にも男女共同参画局はじめフェミニズムの圧力が相当強烈なものであるという認識はあるだろう。連中がどこから付け入る隙を狙ってくるかわからない。そうしたフェミニズムの「したたかさ」を危惧するあまり、乱入者が女性であることを強く意識してしまった故の発言ではないだろうか。
また、土俵問題で話題になった太田房江大阪府知事が東京出張の際、実家に宿泊していたにもかかわらず、朝食、夕食代として1泊につき3300円を受け取っていたことが発覚した。(*2)偶然とはいえこのタイミングに、何かの因果だろうか。
更に、次期首相の最有力候補である福田康夫氏は男女共同参画担当大臣を務めたこともあり、女系天皇を容認するための「皇室典範に関する有識者懇談会」を設置した人でもある。今後も、政治の流れや報道のあり方には引き続き充分注意していく必要があるだろう。
(*1)女性が土俵乱入、高見盛ら取り押さえ
http://www.nikkansports.com/sports/sumo/p-sp-tp3-20070920-258653.html
(*2)大阪府知事、実家宿泊でも食事代支出
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070919-258396.html
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