2007/10/12(金) 11:30:01 [書籍紹介]
日本のメディアが報じなかった
サマワの「親日デモ」
自衛隊の力を知らない民主党
テロ特措法を潰せば日本は世界から恨みを買う
宮嶋「たとえば、サマワでは。「反日デモ」ではなく「親日デモ」が行われたんです。(中略)結局、日本メディアでは全然、報道されなかった。
櫻井「現地では感謝されているのに、それを認めようとしないのは不思議ですね。批判的な記事ばかりが目に付きましたが、現地はどれくらい「危険」でしたか。
宮嶋「(中略)日本政府がいうほど危険ではなかったと思います。現在に至っては、先日、日本テレビがイラク北部取材の番組を放送しましたが、映像を見ても「別の国」というほど治安は回復していますね。月刊 VOICE(ボイス) 11月号より参照のため抜粋引用/写真は「月刊 VOICE 11月号」の表紙。
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送られてきた「一冊」
表題の月刊誌をご存知の読者はおられると思う。先日の昏倒の「お見舞いに」、と先輩から送られて来た最新号には興味深い記事があるので、ごく一部で恐縮だが短稿に紹介する。
櫻井よしこ氏と宮嶋茂樹氏(報道カメラマン)の対談記事である。宮嶋氏は、2004年に、インド洋上での給油活動の現場に赴き、取材で目の当たりにした現場の苦労を語っている。北大西洋条約機構(NATO)の平和維持活動のための船舶へのレーダー支援、給油支援の一環として、燃料の給油は昼夜を問わず行われている。
記事表紙(月刊 VOICE 11月号)
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万一の攻撃を受ければ船舶に引火・爆発する危険性が充満する状況。その状況下で時間と地点を厳格に守り、また、正確な技術を持つ日本の自衛隊の存在は不可欠であり、その周囲を警戒するためのイージス艦やヘリコプターの派遣も必要であった(要旨)、と宮嶋氏は現場に赴いた感慨を述べている。
櫻井氏は「日本国内では「給油しているだけじゃないか」という声もありますが、他の国々は、その活動をとても感謝しています。あの地で自衛隊が頑張っていることが、国際社会のテロとの戦いに、日本が有意義な貢献をしているという印象を強く与えていますね」と述べている。印象というよりは、事実上の大きな貢献に違いない。
宮嶋氏は、「民主党が反対しているからといって引き揚げてしまうのは、非常に国益を損ないます。しかも実際に現地に行っている部隊が反論できない分、なにか不公平を感じますね」と語っている。実際に、メディアのほとんどはこの現場を訪れていない。直接取材することなく、勝手な論説が数多と生まれ、世論の中で情報操作の具と化しているのである。このインド洋の給油現場を命がけで訪問し、直接取材し、写真報道した宮嶋氏の貢献もまた大きなものであった。心より敬意を捧げたい。
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サマワの「親日デモ」
メディアが報道しなかったサマワの「親日デモ」についても、宮嶋氏が誌面で語っている。サマワにも4ヶ月滞在。日本人3人が人質になった事件以来、日本の新聞記者たちが引き揚げてしまった。ゆえに、どれほどの施設や学校が修復されたか、現地の人々から感謝されているか、それらの様子が伝わらなくなった。
現在、メディアが報じているイラク情報は、外電の中から選んだ情報か、契約した現地人から伝わって来る情報で占められている。すなわち、新聞社が、直接、現場で確認した情報は皆無である。そこで、インド洋の給油活動の場合と同様に、正確な情報はなかなか伝わって来ない。
サマワの「親日デモ」 (月刊 VOICE 11月号)
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伝わって来ない情報の中に、宮嶋氏が語る「親日デモ」がある。学校や施設が修復され、感謝する市民によるものだ。日本人は自衛隊による平和維持活動への国際貢献の実像を見直し、誇りとするべきである。以上、短稿の報告にて。
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【筆者記】
さまざまな議論はあるが、以上、一点に集約して述べた。北大西洋条約機構に加わるそれぞれの主権国家が、各国の特性を生かし、さまざまな平和維持活動に国際貢献している。血のにじむような、各国の尽力に支えられ、また、その均衡の下に「平和」が存在する。国際社会の一員「日本」に生きる我々も、この主権国家の一員としての視点を亡失してはならない。「平和」は無償で転がり込んで来るものではないからだ。
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国民の手で日本を取り戻しましょう!
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2007/05/18 00:00 設置
Author:博士の独り言
いかなる組織、団体とも無縁の日本人発行のメルマガ、およびブログです。初期のように、プロフィールと写真を掲載すべきと考えておりましたが、迫る身の危険回避の意味からも自重すべし、との筆者をよく知る友人らの制止により、現在は「博士の独り言」として活動しています。活動自体も全く無収入です。