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【富山】

研修医を米に派遣 富山市民病院 デューク大と協定

2007年10月12日

 富山市民病院は研修医を一カ月間、アメリカの医科大学に派遣する制度を始める。外国での研修をセールスポイントに、同病院を研修先として選ぶ医学生を増やすのが狙い。本年度内に一回目の派遣を予定する。

 派遣先は、ノースカロライナ州ダーラム市のデューク大地域医療学科。森雅志市長と泉良平院長は十日、同大を訪れ、サミュエル・ウォーバートン教授ら関係者と派遣交流の協定書に調印した。

 大学医学部を卒業後の二年以上、医療の実地訓練をする研修医制度は現在、医学生の希望で研修先を選べるため、地方の病院で学ぼうとする医学生が減少。地方の病院は研修医を集める方策をめぐらしており、黒部市民病院などが海外研修の制度を導入している。

 富山市民病院の研修医は現在四人で、これまでに応募する医学生はいなかった。市民病院は「多くの医学生が交流制度を知って研修に来てほしい」としている。

 調印式で森市長は「研修医を快く受け入れて頂いた」と感謝を述べた。 (林啓太)

 

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