山口放送局

2007年10月12日 12時8分更新

山陽小野田市の2病院を統合


厳しい経営が続いている山陽小野田市の2つの公立病院について、市では、およそ9億400万円の負債を抱える山陽市民病院を小野田市民病院に統合することを決めました。

山陽小野田市は小野田市民病院と老朽化した山陽市民病院の2つの公立病院についてこれまでに病院の統廃合や地域の医療体制整備について地元で説明会を開くなどして検討を重ねてきました。

その結果、来年3月末で山陽市民病院を小野田市民病院に統合することを正式に決めました。

これにともなって現在、山陽市民病院に入院している患者およそ60人の転院やおよそ80人の職員の雇用については小野田市民病院などで対応するとしています。
山陽小野田市の白井博文市長は「老朽化のため、患者の安全確保が難しい状況で、大規模な改修も財政的に厳しいため断腸の思いで統合を決断した」と説明しています。

統合される小野田市民病院は来年4月1日から「山陽小野田市民病院」と名称を変更して業務を続けることにしています。