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亀田大のレスリング行為、品格疑う

2007年10月12日10時45分

 試合を観戦した前WBAスーパーフライ級王者名城信男(六島)が吐き捨てた。「亀田はボクシングをなめている。最低の負け方だ」

 名城の怒りは、大毅の最終ラウンド(R)にあった。王者ともつれるように倒れ込みヘッドロック。1点減点が通告された。それでも内藤を抱え上げ、リングにたたきつけた。レスリング行為の反則で、世界戦では異例の1R計3点の減点。KOで一発逆転どころか、自分をさらに追いつめた。

 初の日本人戦。披露したのはボクシングでも歌でもなく、プロレス風の抱え技やラグビーのようなタックル。追いつめられるあまりに、馬脚を現したと見る。

 試合前、大毅は父親の史郎トレーナーと一緒に内藤を「ゴキブリ」、「情けない王者」とこき下ろした。リングでの最低なマナーも亀田家の「スタイル」なのか。挑戦者どころか、ボクサーとしての資格、品格を疑わざるを得ない。

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