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【社会】

開業医が輪番参加で合意 奈良の産婦人科医会

2007年10月11日 21時05分

 妊婦死産問題が起きた奈良県の産婦人科医会は11日、産科の夜間、休日の救急輪番に開業医も参加し、空白日をなくす態勢をつくることで合意した。県の検討委員会が開業医の参加を提案したことを受けての対応。

 記者会見した斉藤守重会長は「勤務医と開業医で立場の違いはあるが、安心のシステムづくりにできるだけ協力しようと話し合った。県が財政負担に前向きでありがたい」と話した。

 現在、一般の妊婦や症状の軽い妊婦を扱う1次救急の輪番は、県北部で週3日の空白日があり、中南部は輪番病院がゼロ。開業医が加わることで全県で空白日をなくし、ハイリスク妊婦を扱う大病院の負担も軽減する。

 ただ、日常的に分娩を扱う開業医が夜間の飛び込みの妊婦に対応できるか、在宅で受け入れるか、大病院で当直を務めるかなど課題は多く、同医会は会員にアンケートし、具体的な方法を検討する。

(共同)
 

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