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次世代無線通信、4陣営の申請出そろう

2007年10月11日19時43分

 車や電車の中からも高速でネットに接続できる次世代無線通信への参入を目指し、新たに携帯電話大手などを中心とする3陣営が11日、総務省に免許を申請した。すでに申請済みのPHS最大手ウィルコムと合わせ、意欲を示していた4陣営が出そろった。総務省は、年内をめどに周波数を割り当てる2陣営を決める。

 新たに申請したのは、KDDIなど6社が出資する「ワイヤレスブロードバンド企画」、ソフトバンクとADSL大手イー・アクセスなど8社出資の「オープンワイヤレスネットワーク」、ADSL大手アッカ・ネットワークスの完全子会社「アッカ・ワイヤレス」。

 アッカは、免許を取得できれば資本金を3億円から300億円に増資し、親会社の出資比率を47%に減らす一方、NTTドコモが26%出資する。ドコモは申請時点での出資は見送った。TBS、三井物産、韓国通信大手KT、鉄道2社なども出資して16社の連合とする計画だ。

 利用する技術は、この日申請した3陣営は米インテルが推進している「ワイマックス」。ウィルコムは「次世代PHS」の採用を計画しており、2種類に分かれた。

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