女性客に睡眠薬を飲ませて乱暴したとして、強盗強姦(ごうかん)罪などに問われたステーキチェーン「ペッパーランチ」心斎橋店=事件後に閉店=の元店長北山大輔被告(25)に、大阪地裁は26日、求刑の懲役10年を上回る懲役12年の判決を言い渡した。元店員三宅正信被告(25)は求刑通り懲役10年。
判決理由で杉田宗久裁判長は「手荒な手口や身勝手極まりない動機には、誠に驚かされる。極悪非道な所業だ」と断じ、「信頼して食事中だった女性客に対し犯行に及び、社会に与えた不安や衝撃は大きい」と述べた。
北山被告を主犯と認定。「悪質さは同種事案でひときわ抜きんでている」と指摘し、「検察官の意見はいささか軽きに過ぎると言わざるを得ない」とした。
判決によると、北山被告らは4月下旬から5月上旬、大阪市中央区にあった心斎橋店を閉店間際に1人で訪れる女性を襲おうと共謀。発覚を遅らせ、何度も乱暴するため監禁も計画した。
5月9日未明に来店した20代の女性にスタンガンを突きつけ、現金入りのかばんなどを奪い、睡眠薬を飲ませて車に乗せ、大阪府泉佐野市の車庫で乱暴した。
=2007/09/27付 西日本新聞朝刊=
判決理由で杉田宗久裁判長は「手荒な手口や身勝手極まりない動機には、誠に驚かされる。極悪非道な所業だ」と断じ、「信頼して食事中だった女性客に対し犯行に及び、社会に与えた不安や衝撃は大きい」と述べた。
北山被告を主犯と認定。「悪質さは同種事案でひときわ抜きんでている」と指摘し、「検察官の意見はいささか軽きに過ぎると言わざるを得ない」とした。
判決によると、北山被告らは4月下旬から5月上旬、大阪市中央区にあった心斎橋店を閉店間際に1人で訪れる女性を襲おうと共謀。発覚を遅らせ、何度も乱暴するため監禁も計画した。
5月9日未明に来店した20代の女性にスタンガンを突きつけ、現金入りのかばんなどを奪い、睡眠薬を飲ませて車に乗せ、大阪府泉佐野市の車庫で乱暴した。
=2007/09/27付 西日本新聞朝刊=