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福田首相代表支部に800万円 国の事業受注側が献金

2007年10月10日16時57分

 福田首相(衆院群馬4区)が代表を務める「自民党群馬県第4選挙区支部」が、福田氏が立候補した03年と05年の衆院選の直前に、国の公共事業を受注している群馬県内のグループ企業2社から、計800万円の献金を受けていたことが分かった。政党支部の会計責任者は2社の役員を兼任する人物が務めていた。

 10日午前の衆院予算委員会で民主党の馬淵澄夫議員が指摘した。公職選挙法は、国と契約関係にある企業などが国政選挙に関連した献金をしたり、候補者が献金を受けたりすることを禁じている。福田首相は「(受注の事実など)そういうことを承知していないで受けてしまった。それは私の大きな過失だ」などと答弁し、不適切な献金だったことを認めた。

 政党支部の政治資金収支報告書によると、同県高崎市の設備工事会社と、関連の電気機器会社は03年の衆院選公示12日前の10月16日にそれぞれ200万円を献金。また05年の衆院選公示4日前の05年8月26日にそれぞれ200万円を献金していた。

 2社は03年に農林水産省と法務省から設備工事などを受注。05年にも農水省の工事を受注していた。

 

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