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9月19日のながさきニュース
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長崎新聞
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飲酒運転根絶へ年末に深夜バス 佐世保市交通局が運行
佐世保市交通局は十八日、飲酒運転根絶を図り、年末の忘年会シーズンに深夜バスを運行する考えを明らかにした。九月定例市議会一般質問で、山下廣大議員(市政ク)に答えた。
市交通局は、利用者増を目指し二〇〇三、〇四年の年末などに、飲食店が集中する繁華街のバス停に通常便よりも約三十分遅い午後十一時半ごろと午前零時ごろ停車する便を試験運行。だが一運行当たり約五千円の赤字が出て本格運行を断念した経緯がある。
昨年八月の福岡市職員による飲酒運転事故以降、飲酒運転に対する社会の見方が厳しくなり、罰則引き上げなどを盛り込んだ改正道交法が十九日に施行されるなど「前回試行時と状況が変わっている」(萬屋良三局長)として再運行を検討。
市交通局は今後、通常最終便の利用状況、深夜便の利用予測と費用対効果、市民への周知方法を検証した上で、運行の時期、時間帯、区間、料金設定などを決定する。
前回の試行では市内の料飲業組合から、午前一時台の運行を望む声が寄せられており、萬屋局長は「人員配置などの問題があるが、検討したい」としている。
松浦鉄道(MR、本社佐世保市)も飲酒運転根絶などを目的に、今年末に列車の深夜運行を計画している。
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